若いのに頭頂部が薄くなった?女性のびまん性脱毛症とは?

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数十年前まではシニアの女性の頭頂部が薄毛になっていて、頭皮がはっきりと見えるのは珍しくありませんでした。ところが、最近では若く見えるシニアが増えています。薄毛のケアの方法や、自然に見えるウィッグが増えてきているからでしょう。

それなのに、最近は若い女性の頭頂部が薄くなっている?頭頂部がペタッとしている女性が増えています。公共の乗り物に乗っていても、顔は20代に見えるのに、分け目が大きくなっている女性をよく見るようになりました。多分、本人は気がついているでしょう。

その薄毛、原因を知って、少しでもはやく正しい方法で改善していきましょう。ここでは若い女性の頭頂部が薄くなってしまう原因と注意すべきことをまとめました。

びまん性脱毛症の可能性

女性の薄毛には数種類のタイプがあります。男性によくあるAGA(男性型脱毛症)の女性バージョンの「FAGA(女性男性型脱毛症)」という脱毛症もあれば、「びまん性脱毛症」、「牽引性脱毛症」、「脂漏性脱毛症」、「ひこう性脱毛症」、「円形脱毛症」などもあります。
そのなかでも、びまん性脱毛症に注目してみましょう!
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びまん性脱毛症の特徴

頭頂部が薄くなるのは、びまん性脱毛症である可能性があります。びまん性脱毛症では髪の分け目が薄くなり、分け目がとてもはっきりと目立つようになったりします。年配の女性ではこのタイプの脱毛症は少なくありません。見たことがある人もいるでしょう。

FAGAに似ている

FAGAも頭頂部が薄くなるので、似ていると言えば似ています。ただし、このFAGAにかかるのは若い女性よりは、更年期に近い女性に多いです。中年以降の女性に多いということです。

「日本医学育毛協会/女性のびまん性脱毛症」によりますと、FAGAとは違い、女性のびまん性脱毛症の場合、前頭部の後退はありません。簡単にいいますと、生え際の後退はないのがびまん性脱毛症の特徴で、FAGAとは区別できるところです。

薄毛に関しては遺伝が関係あるかもしれないといわれることもありますが、はっきりはしていないようです。

ただ、母親が若いころから薄毛になっている場合、似たような体質だったり、同じような生活習慣だったり、食べ物の好みがそっくりだったりすると、同じように薄毛になっても不思議ではないかもしれません。

実際に親子は似ている部分は多いでしょうから、用心しておいても損はないでしょう。現在は育毛剤の種類はとても豊富になっていますし、頭皮の美容液なども出てきています。それらを使ってはやめにしっかりとしたケアを心がけておいてもよいでしょう。

できることならば、一度病院に行って、自分の薄毛になっている原因を調べてもらって、自分の薄毛のタイプを知っておくほうが良いです。自分にぴったり合ったケアの仕方がわかりやすくなります。

びまん性脱毛症になる原因

びまん性脱毛症になりやすい原因がないかチェックしてみましょう。きっと一つくらいはあるのではないでしょうか?

シャンプーの仕方が雑

シャンプーの仕方が雑だったり、刺激の強いシャンプーを使ったりすると、頭皮に負担がかかり過ぎ、頭皮にダメージを与えてしまいます。どのタイプの薄毛であっても、間違ったケアの仕方をしていては、再び元気な毛が生えそろうのが遅くなってしまいます。

朝シャンもよくありません。まず時間に余裕がなかったりすると、どうしても髪の扱い方が乱暴になりやすいですよね?それが頭皮にダメージを与えてしまい、髪が抜けやすくなります。

整髪剤が頭皮についている時間が長い

整髪剤というのは基本的には頭皮に付ける物ではないですが、実際のところ、頭皮に全くつかないように、整髪剤をつけるのは難しいでしょう。また、汗をかいたりして、髪についている整髪剤が頭皮に流れてくることもあるでしょう。

その状態が長く続くと頭皮は皮膚呼吸がしにくくなります。それにより、血行も悪くなり、薄毛が更に進行しやすくなってしまいます。整髪剤は睡眠前にお風呂に入り、しっかりと洗い流して寝ましょう。
その点でも、シャンプーは夜ゆっくりと行うほうがよいですね。リラックスしながら、頭皮や髪をケアしてあげられますから。

ピルを飲む

ピルを飲むと、薄毛になりやすくなります。かと言って、薄毛のためにピルをやめるというわけにはいかないでしょう。その場合は薄毛になるリスクが高いことを忘れないようにし、しっかりとしたケアを心がけましょう。

また、ピルを処方してくれている病院で薄毛のことを相談してもよいでしょう。同じようにピルを飲んで、薄毛に悩んでいる女性はいるでしょうから、病院のほうでも何かよいサプリメントやケア用品を紹介してくれるかもしれません。

不規則な生活

シフト勤務とかでどうしても不規則な生活になってしまう人もいるでしょう。このような、仕事でどうしても不規則になってしまう人は仕方がないですが、そうでない人はなるべく規則正しい生活をしましょう。

厳しすぎる食事制限

ほっそりとした美しいプロポーションを保ちたいのはわかりますが、長い時間栄養が不足していれば、頭皮にも栄養がいかなくなります。毛もしっかりと成長できなかったりします。

ダイエットをして、薄毛になったという若い女性は珍しくありません。長期的な食事制限をしている女性の場合、生理が止まったり、不規則になったりする人も多いです。女性ホルモンがきちんと分泌されていない状態になると、更に薄毛が進んでしましまいます。

食事制限を長期的に続ける場合は髪の状態をよくチェックするようにしましょう。体からの悲鳴かもしれません。

ストレス

ストレスは多かれ少なかれ、大抵の人が抱えているものでしょう。ストレスに強い人であっても、その人が耐えられる以上のストレスがかかれば、やはりそのストレスの影響をうけます。

ストレスの多い時に、朝起きたら枕の上に髪がたくさん落ちていたという経験をした人は少なくないはずです。ストレスを甘く見ないようにしましょう。

注意すべきこと

自分なりに、かなり頑張って薄毛対策をしたけれども、思ったように改善しないと感じた場合は病院に一度行ってみることをおススメします。
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薄毛の原因が、自分で思っているものとは全然違っているかもしれません。素人の自己診断ですから、間違っている可能性もかなりあります。病気が隠れている場合もあります。その場合は、病院で塗り薬の他に、飲み薬を処方してもらうほうが効果的なはずです。

育毛剤や頭皮の美容液など、とても効くと言われている物をしっかりと使い、食生活にも気を使い、規則正しい生活をしても、全く改善されない場合は病院に行ってみるべきです。お金はかかってしまいますが、何ヶ月も薄毛が治らないのは女性としては悲しすぎますね。

自分でできる限りの薄毛ケアを初めて3ヶ月くらいしても全く効果を感じないとか、更に薄毛がすすんだような気がするという場合は病院に行くタイミングだと思ってもよいでしょう。

まとめ

びまん性脱毛症について、気になることはありませんか?若い女性が薄毛になる原因はわりと多いです。できれば、最初に病院に行って診断してもらうほうがいいです。

自分で薄毛を予防、改善するためには早めに育毛剤や頭皮の美容液などでしっかりと薄毛ケアをしましょう。

今は種類も豊富になっていますので、よい物を見つけ、使い始めたらしっかりと用法を守って使いましょう。用法を守って使わなければ、その育毛剤なり、頭皮の美容液なりの効果を実感するのは難しいでしょう。

それでも、3カ月位頑張ってみても薄毛が全く改善しなければ、病院に行ってみることも検討し始めましょう

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【参照】
日本医学育毛協会/女性のびまん性脱毛症