こんなに抜けるの?産後の抜け毛に悩む人へオススメの髪型5選

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出産は人生の一大イベント。ホルモンバランスの変化やいろいろな要因が重なって女性の身体にはいろいろな変化があらわれます。産後の抜け毛、もその中のひとつ。産後大体3ヶ月後くらいから半年の間にかけて、抜け毛が激しい時期が続きます。激しい、と聞いても産前想像がつかないかもしれませんが、掃除をしても掃除をしても髪の毛が落ちているレベルの抜け毛、と言えばわかりやすいかもしれません。それくらい激しく髪の毛が抜けてしまうんです。

先ほどホルモンバランスの変化、と書きましたが、妊娠中は出産を目指して身体が自動的に女性ホルモンを急激に増やします。女性ホルモンのエストロゲンには髪の毛を抜けにくくさせる作用、もうひとつのプロゲステロンにも髪の毛を維持する作用があるため、妊娠中は髪の毛が増える傾向にあるんです。そして出産、出産するとホルモン量は急激に減少します。元に戻るだけ、ならば問題ないのですが、ナント妊娠する前のホルモン量を下回るくらいに減ってしまうんです。だからこそ急激に髪の毛がいっぱい抜けてしまうんですね。ホルモンバランスの変化は自分ではどうすることもできません。身体が自然とそうなってしまうのです。

その上、授乳等による栄養不足も産後の抜け毛の原因になります。毎日の育児のストレスも…。一時的なもの、もちろんわかってはいても、薄毛の自分を鏡で見るとテンションが下がってしまいますよね。そんな気分が下がりがちな産後の抜け毛の時期にこそおすすめな髪型について書いてみたいと思います。

そうはいっても育児が大事!そんな時に扱いやすい髪型は…?

新生児期は3時間起きの授乳やミルク、そしておむつ替え…慌しくて毎日がいっぱいいっぱい、そんな人も多いのではないでしょうか。とにかく余裕がない、そんな方におすすすめな髪型はズバリ結べる長さのセミロングです。髪の毛をひとつにまとめておけば、床に落ちる髪の毛も減りますし、長期間美容院に行けなくても問題がありません。コツは分け目を毎日変えること、もしくは分け目が出ない形で結ぶこと。そうすることで薄毛は目立たなくなります。クシでとかしながらピッチリキュッとひっつめるよりも、手ぐしで無造作にとかすようにしながら結んだほうが薄毛は目立ちません。

茶色や明るい色にカラーリングしている場合は、妊娠中に黒く戻しておくほうがおすすめです。というのも、黒染めしておけば、髪の毛が伸びた時にもだらしない印象にならないんです。アレンジできる長さであれば、結婚式などのフォーマルな場所でもオシャレもできますし。長すぎないセミロング、おすすめです。

ちなみにセミロングにもデメリットはあります。そのデメリットというのは…乾かすのが面倒、という点にあります。強風でササッと乾かす、もしくは毛の量をすいてもらって乾かしやすいようにする等の工夫が必要です。産後は髪の毛自体傷みやすく、元気がなくなってしまうので、アウトバストリートメントをつけてから乾かすとよいでしょう。最近では、速乾スプレーという髪の毛を早く乾かす髪用のスプレーなんていうものも売られています。髪の毛の水分を素早く拭き取るマイクロファイバーのタオルもおすすめですね。そういう「髪の毛を早く乾かすグッズ」を上手に利用するのもアリですね。

やっぱり便利、産後の大変な時期は短めショートで乗り切る!

今も昔も、出産直前は髪を短めに切る、という方が多いですね。それもそのはず、ショートヘアはお手入れがすごくラクなんです。洗髪するにしても、乾かすにしてもとにかく簡単。なんなら自然乾燥でも…乾きやすい、というところがショートヘアの大きなメリットです。夏でも冬でも季節を問わず便利ですね。

もし寝ぐせがついてしまっても、水で濡らしてブラシでとかすだけでなんとかなりますし。薄毛でボリュームが足らなくてペタンとなってしまう場合は、逆毛を立てればふわふわに。頭を下に下げてブラシでうなじからてっぺん目指してブラシでとかすだけで、ボリュームアップが叶います。寝ぐせをなおすのも面倒、という時は帽子を被ってしまうのもアリ。帽子を被れば薄毛隠しにも有効ですね。冬場はニット帽とか、オシャレに見えるしおすすめです。

ちなみに、ショートヘアにもデメリットはあります。そのデメリットというのは、美容院に行く回数が増える、という点にあります。旦那さんや親が美容院へ行っている間赤ちゃんを見ていてくれる、という場合は問題ありませんし、むしろ気分転換になって最適だったりするんですが、赤ちゃんを見ていてくれる人がいない場合は少し大変かもしれません。赤ちゃんが寝ている間に、赤ちゃん同伴で行ける美容院を、産前に探しておいたほうが無難かもしれませんね。いきなり産後に初めて行く、というのもなんなので、産前から通うようにして、行きつけの美容院にしておけば安心です。

抜けやすい生え際だからこそ…!厚め前髪がおすすめです

産後毛が薄くなりやすい部分、といえば、前髪部分。そうです、出産後はおでこが広くなりやすいんです。あれ?薄くなった?と感じてそのままにしておくと、気付けばアホ毛がピンピン立つように生えてくる。どうにもならない、と感じるほどの変化が起こるんです。だからこそ厚め前髪がおすすめなんですよ。

なぜ厚めか、というと、厚めに作れば毛が立ちにくいから!髪の毛自身の重みで落ち着きやすくなるんですよね。しっかりと重めに前髪を作れば、薄毛も目立ちませんし逆立つアホ毛も目立ちません。前髪を作るのが嫌、という方には前髪ウィッグもおすすめ。カチューシャに前髪がついたタイプのものならば特に使いやすいですよ。前髪ウィッグならば頭皮が蒸れるなんてことも起こりませんし…おすすめですよ。前髪つきカチューシャ、出産前にひとつ用意しておけば産後の抜け毛がひどい時期でも安心ですね。

出産前に…ゆるめパーマをかけるのもアリ!

セミロングにしても、ショートヘアにしても、出産前にゆるめパーマをかけておけば、薄毛が目立ちにくくなるからおすすめです。ムースやワックスをサッとつけるだけで形がキマりやすいのでオシャレママさんに特におすすめですね。結ぶ時は手ぐしでとかすようにしながら結ぶだけでニュアンスのある髪型になり、簡単にオシャレママが出来上がります。

ポイントは、くるんくるんのパーマではなくて、あくまでもニュアンス風のゆるーいパーマをかける、ということ。頭皮が透けて見えなければ薄毛にも見えないし、適度にボリュームアップが叶います。それに美容院になかなか行けなくて伸びてしまった、という時でもおかしくなりません。ニュアンスパーマ、かなりおすすめです。

ちなみに、産後パーマをかけるよりも産前、落ち着いている時にパーマをかけておくことがおすすめですよ。産後は毛先にしっかりトリートメントをつけるように心がけましょう。そうすることで髪の毛の傷みもバサバサ感も気になりません。

ロングヘアの場合は…逆毛を立てておだんごに

よっぽど髪の毛がきれいな場合は、ダウンヘアでもOKですが、産後は髪の毛が傷みやすいもの。ボサボサのロングヘアでは全然きまりません。きまらないどころか汚く見えてしまうことも…それを避けるためにも、まとめてしまうのがおすすめです。

まず最初に髪の毛を高めのポジションで、ポニーテールを作りましょう。その後、指で逆毛を立てるようにしながらくるくるとおだんごに。そうすることで適度なボリューム感、無造作感が生まれます。ふわふわおだんごを作れば、髪の毛の薄さもボリュームのなさも感じませんよ。

ちなみに、ロングヘアのデメリットは、床に落ちた時に毛がものすごく目立つ、という点にあります。とにかくすごいんですよね。掃除をしても掃除をしても髪の毛が落ちている、ように見えるんです。長いから。コロコロを用意してこまめにコロコロ、するようにしましょう。

どの髪型でも…大切なこと

産後の髪のケアで気を付けること

これらのどの髪型を選ぶかは自分次第、ですが、どの髪型を選ぶにしても、大切なことがいくつかあります。まずひとつめに、頭皮環境を整えること。お手入れする時間もない!と思いがちですが、ブラッシングをこまめにするだけでも全然違ってきます。シャンプーの時は頭皮を揉むように、を心がけましょう。頭がガチガチに凝っている場合は特に念入りにゆっくりと押し揉みながら洗うように心がけましょう。洗い流しは特にしっかりと!シャンプーやコンディショナーが頭皮に残ってしまっていたら頭皮の荒れの原因にもつながります。気をつけましょう。

ある程度時間に余裕が出来てきたら育毛剤の使用もおすすめです。育毛剤を選ぶ際は、赤ちゃんのためにも自分のためにも、自然派、無添加なものを。産後、使っていいかわからない場合は、お客様センターとかお医者さんに聞いてから使い始めるのがいいですね。しっかり頭皮をいたわってあげましょう。

ちなみに育毛剤を選ぶ際は、男性用の育毛剤には女性には不向きな成分が含まれていることが多いので、かならず女性用のものを選ぶようにしましょう。旦那さんのをちょっと拝借…は絶対NGです。自分専用のものを用意しましょう。

また、食事や睡眠がおろそかになりがちですが、この時だからこそ積極的にしっかりととるようにしてください。特に摂りたい栄養素といえば、髪の毛のもととなるたんぱく質です。ミネラルや亜鉛、大豆イソフラボンもおすすめですね。ビタミンもしっかり摂るようにしましょう。栄養のあるもの、バランスのよい食事をたっぷり食べて、少しでも時間を見つけたら眠るようにしましょう。

健康的な食生活、生活を送れるように心がけていれば、少しずつ抜け毛も落ち着いてくるはずです。すごく大変な時期、でも赤ちゃんと自分にとっても大切な時期でもあります。だからこそ気力、体力で乗り切りましょう。

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