【お悩み対策】髪のコシが気になる女性のオシャレヘア7選

ブラッシングをしているとき、髪にコシが無くなったと感じた方は意外に多いのではないでしょうか。ハリやコシのある豊かな髪の毛は、美しい女性のシンボルです。髪にコシが出なくなったと思ったとき、どんな髪型にチャレンジすれば良いのでしょうか。今回は豊かな髪に魅せるオススメの髪型をご紹介します。

髪の美しさを決める「コシ」

美容院でよく耳にするのが、髪の毛のハリやツヤ。聴き馴染みのある方が多いと思いますが、髪のコシが何なのか…はっきり答えられる方は少ないのではないでしょうか。ツヤが髪の毛に含まれる水分量、髪のハリは強度やしなやかさを示しているのに対して、髪のコシは弾力性を示しています。ピンと張った糸にハリがあると、どんなに強く引っ張っても切れません。ところが糸に強度がないと、軽い力を加えただけで弛んだり切れたりする原因になってしまいます。髪の毛をつまんだり結わえても、抜けにくいのは「髪のコシ」つまり弾力性がしっかり残っている証拠。髪を保護するキューティクルのひとつひとつが元気でイキイキと輝いているため、見た目の印象も明るく豊かに見えます。髪のコシが無くなると、強さが失われてしまうため少しのダメージで抜け落ちたり元気の無い老けた印象に見られてしまいます。見た目のイメージを大きく左右するのが、髪のコシなのです。

コシが失われる原因は？

髪の毛のコシが失われる原因をチェックしていきましょう。

加齢

年齢を重ねると、豊かな髪の毛を育んでいる毛母細胞の働きが弱くなり、健康な髪の毛が育みにくくなります。若いときは髪の毛に栄養を送り届ける血管も元気なため、スムーズに栄養を送り届けることができます。年をとると血管の働きが鈍くなり血のめぐりが悪くなるため、髪の毛の毛母細胞まで丁寧に栄養が届かなくなります。若いころと同じようなライフスタイルを続けていたのに、ある一定の年齢になると、急に抜け毛やコシの無さが気になるのは、こうした加齢によるものが考えられます。

更年期

早い人では45歳前後からスタートする更年期。更年期にさしかかると、女性ホルモン「エストロゲン」の働きがダウンし、髪の毛にも大きな影響を与えるようになります。エストロゲンには豊かなハリのある髪の毛をつくる働きがあります。20代にピークだったエストロゲンの量は35歳から少しずつ量が減っていきます。女性らしい豊かな髪の毛を育む女性ホルモンが少なくなるため、更年期前後の女性は髪のハリの無さに悩むようになります。

冷え症

夏場でもエアコンのあたっているオフィスで1日事務作業をしている女性、温かい季節でも寝るときには防寒用の靴下が欠かせない女性は、隠れ冷え症の可能性があります。冷え症の女性は、からだ全体が冷えやすく末端神経まで栄養や血が行き渡らない傾向にあります。ハリのある髪に必要な頭皮に栄養が行き渡らないため、コシやハリの無さに悩むようになります。コシのある強い髪を育むためには、冷え症を改善させることも大切です。

パーマとカラー

髪の毛をボリュームアップして見せようと思うあまり強いパーマやカラーを頻繁におこなっていると、かえって髪のコシダウンを促すこともあります。頻度の高いパーマやカラー液には頭皮にダメージを与える強い薬が含まれています。毛根がダメージを受けると、不健康な状態となり、サラサラした強い髪を作れなくなります。元気な頭皮を目指すためには、パーマやカラーリングは控えめに努力することが大切です。

髪にコシが無くなった女性、どんな髪型がオススメ？

髪にコシが無くなる原因をチェックしたら、実際にどんなヘアスタイルがオススメなのか確認していきましょう。

トップにボリュームのある、ふんわりショート

髪が細く弱々しく見える方にオススメの髪型は、ふんわりしたシルエットのショートスタイルです。ロングヘアやミディアムヘアなどのヘアスタイル歴が長い女性にとって、髪の毛が短いヘアスタイルは少々気が引けるものです。「ショートヘア？さらに髪のコシの無さが目立つのでは…？」と躊躇される方も多いのですが、意外にもトップにボリュームを加えたショートヘアは、視線を錯乱させる効果があるため、貧相な髪の毛を華やかにカバーしてくれます。顔の重心が上に引き上げられたような印象になるため、素肌に明るさが増し年齢より若く見えます。このようなショートヘアに挑戦するときは、ハサミでカットしてもらうだけでも良いのですが、コシの無さが気になる方はデジタルパーマをあて髪の毛にボリュームをプラスしてあげるのも一手。元気のない髪の毛にコシが生まれ、弾むようなリズミカルなスタイルが楽しめます。

Sカールで元気に、アクティブショート

コシが少ない髪の毛に悩んだら、やや強めのウェーブヘアに挑戦してみましょう。ロングヘアにウェーブスタイルを組み合わせると個性が強くなり、時代遅れの印象になりやすいため、髪の毛はばっさりカットして短く揃えます。内巻きではなく外巻きに髪の毛をランダムに巻いていきます。外巻きに髪を巻くことで、元気で伸び伸びした印象になります。同じ方向に揃えずあえてざっくり多方向に巻くことで、視線を1カ所にあつめず髪のコシの少なさを感じさせないバランスの良い髪型に見せてくれます。前髪は短く切りそろえず、おでこからサイドに自然に分けることで、大人っぽい印象へ。ワイルドなのに大人世代の女性でも楽しめる、明るいヘアスタイルが完成します。

横から見てもキレイ、流れるようなショートボブ

天使のようなコシのある豊かな髪に見せたいなら、前からだけではなく横やうしろから見たときも「キレイ」と思われる髪型がオススメです。パーマをかけずにショートヘアを楽しむなら、大人女性にオススメのショートボブを。トップの位置をやや高めに設定しておくことで、全体のバランスが良くなります。レイヤーを入れる量を少なめにしてあるため、大人世代の傷みやすい髪の毛がパサパサして見えることがなく、統一感とまとまりが生まれます。耳が見えるか見えないかベストバランスのところで上手にカットを止めてあるため、ショートボブでも幼くなりすぎない印象へ。コシが少ないと悩む方も、後ろ姿に自信の持てる素敵な髪型です。

おしゃまに見える、前下がりボブ

朝の手入れはラクに済ませたい、けれども髪にハリは加えたい。そんな女性にオススメの髪型が前下がりボブです。前下がりボブとは前にいくほど下がる、つまり長さが楽しめるシルエットのこと。自然な印象の前下がりボブは、ふんわり髪全体をボリュームアップしてくれます。流れるようにストンと髪の毛がまとまるため、髪にハリヤコシが生まれ美しく見えます。少し可愛らしさや若さを加えたいときは「前髪を厚めにつくること」もポイント。お人形さんのようなガーリーな表情に変身します。反対に大人っぽさを演出したいときは「前髪を長めに残しておくこと」がおすすめです。長めの前髪はセクシーな印象になり、大人の色気を醸し出してくれます。

コシの無さを活かす、外ハネミディアム

髪の毛のコシがなくなると、髪の毛のゆがみやクネクネが気になるようになります。シャンプーのCMに登場するような、サラサラ・ストレートヘアは難しくても、くせ毛をあえて活かしたナチュラルな髪型ならいつでもチャレンジできます。髪のうねりをチャームポイントにした、ナチュラルな外ハネスタイルは自然な印象のまま髪のコシの無さをカバーしてくれます。このとき大切なのが「ひし形シルエット」ができるよう、美容師さんに頼んでみること。瞳の高い位置にボリュームが出るように、髪の毛をカットしてもらうと、顔の印象が柔らかくなり小顔に見えます。顔と髪型にまとまりが付きしっくり美しく見えるようになるため、髪の毛が元気な印象に見えます。カットだけでは物足りない方は、ツヤ感のあるカラーリングをおこなうのもオススメ。イエロー系のカラーリングはすかすかした寂しい印象に見えるため、コシの無い方はオレンジやレッドなど暖色系のカラーリングが似合います。カラーをのせてあげると、コシのない髪にベールが巻き付き、光があたるとキラキラ美しく見えます。

憧れのロングヘアが手に入る、縮毛矯正スタイル

まとまりやコシが無い髪に悩んでいる方は、縮毛矯正を受けてみるのもオススメです。縮毛矯正とは髪の毛に薬剤をあて、曲がりやゆがみが気になる髪の中心部分をストレートに戻す作業のこと。髪の毛1本1本の凹凸が無くなるため、髪の毛が美しく生まれ変わります。すとんとナチュラルなシルエットが描けるため、髪のコシの無さに悩んでいる方にも人気です。一度縮毛矯正をおこなっておくと、朝のヘアスタイリングは手ぐしで簡単に乾かすだけ。細かい手入れが苦手なぶきっちょさんでもらくらく、コシのある髪型が作れます。顔まわりにレイヤーを軽く入れてあげ、イマドキの印象へ。触り心地の良い弾む美髪に、ココロまで嬉しくなります。

ゴージャスな巻き、セクシーロングスタイル

髪全体のコシの少なさに悩んだら、ややゴージャスに見えるロングヘアを。全体にウェーブをかけると野暮ったい印象に見えてしまうため、痛みが気になりやすい毛先のみ優しいカールをつけます。毛先がS字のようにランダムなカールがかかることによって、全体の印象がフェミニンな雰囲気に変わります。コシの無い髪の毛を巻くことによって、人工的なコシやツヤを作れます。髪の毛の量が少なくなりがちな大人女性は、レイヤーを入れすぎずあえて重たく仕上げることも大切です。重たく仕上げることで髪全体の貧弱さがカバーされ髪の毛全体が豊かに見えます。ツヤを与えるベージュ系のカラーリングを加えてあげると、さらにモテ度もアップ。パーティでも気おくれしない、リッチな髪型の完成です。

まとめ

髪の毛のコシが無くなると、寂しい印象や疲れた印象に見えやすくなります。髪のコシが無くなる原因として加齢や更年期・頻繁なカラーリングやパーマなどが挙げられます。コシの無さを補うためには、大胆に髪型を変えてみることも大切です。髪の毛はスキすぎるとペラペラの印象に見えてしまうため適度に「重さ」を残してあげることも重要。ショート・ミディアム・ロング、あなたに合った理想の髪型を見つけてみてください。

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