効果的な頭皮マッサ-ジの方法

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基本的には、ハゲ・薄毛対策として頭皮マッサージの重要性がよく言われていますが、単純に頭皮を強く揉むだけだったり薄毛箇所だけを重点的にマッサージしても逆効果となる場合があります。「もめばいいのだなあ」と一日中も暇さえあれば頭皮を触り続けるのは、薄毛促進行為に成りかねません。

その昔、鉄のブラシで頭皮をたたけばよい、血が少しつくくらい激しくするのが良いといわれた時期がありました。確かにも刺激は与えられますが、出血するほど打撃をあたえるのは、ハゲになるための習慣といっても良いでしょう。
ちゃんと育毛、発毛の理屈を理解して頭皮をマッサージすることで、良い効果が出るようになるのです。

まず最初に、どうしてマッサージすることがよいといわれているのかをきちんと知るべきでしょう。それを理解したうえで、二つの頭皮マッサ-ジの方法を学んで、着実に行うことが一番効果的な育毛、発毛対策になるのです。

頭皮マッサージをする理由

どうして、いろんな人が、育毛、発毛対策に頭皮マッサ-ジを上げるのには確かな理由があります。

血流を促進します

まず頭皮をマッサージすることで、頭皮毛細血管を刺激して血流増進を図ることが大切になります。
血液には酸素、栄養が溶け込んでいますし、髪が生成されるためには、タンパク質を生成する必要があります。それで、必要な栄養素や酸素・水分を血液からしっかりと取り込むことが大切なことになるのです。

<血流促進のためのポイント>
大切なのは血流量を増やすのが目的ですが、それは頭皮マッサ-ジだけをしていても大きな効果期待できず、その手前の血管にも刺激を与えるのがコツになります。

具体的には耳から下の首の部分をマッサージしてやるのが良いです。つまり、重要なのが頚動脈のマッサージです。耳の後ろから顎の下へ向かって指で揉みながらなぞることが有効です。指で触って硬い欠陥がありますが、それが頸動脈になります。ながらで出来るので、昼間に自宅でも、会社で事務所でも、なんとなくおこなう習慣をつけるだけでもえられる成果はすぐに体感できるはずです。

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頭皮を柔らかくする

その次に、頭皮マッサ-ジが推奨される理由として、硬くなった頭皮をやわらかくしてやることが目的の二番目になります。
頭皮が固くなっていると当然、頭皮に流れる血流も悪くなり、もともと青白っぽくてソフトで柔軟性のある頭皮が角質化します。これは一種の老化現象ともいえ、頭皮が柔軟性を失っていくことでしだいに頭皮も引っ張られるような感じで赤っぽく茶色日てきます。頭皮が紫外線を浴びて日焼けした状態が続いていくうちにこのような状態がみられたりすると考えられ、頭皮の色が変わり始めるのと頭皮の硬化は連動しているといえます。
頭皮を保護する髪が失われることで、頭皮が硬くなってしまい、さらに硬化が進む原因になります。そうすると、頭皮へ送られる血液の量も減少して、毛根が深く根いていくことがさらに難しくなっていくという発毛環境の悪化が加速していきます。その状態をしっかり丁寧に揉みほぐしていくことで、頭皮の柔軟化を図ることができます。頭皮が柔軟になるということは頭皮が必要とする水分が補給されていくということでもあるため、当然、よりみずみずしい頭皮コンディションになるのです。みずみずしいということはたっぷりと必要な栄養分や酸素や水分が運ばれるということなので、血流改善も起こっているといえます。発毛医薬品等で、硬くなっている頭皮を柔らかくは出来ますし、しっかりと丁寧に頭皮マッサ-ジをしてやることでも柔らかくすることは出来ます。

<頭皮を柔らかくするためのポイント>
タイミング的には、バスタイムの時に楽しみながら、湯船につかり身体が温まっている状態で数十回ほどマッサージするのが効果的です。

毛穴の汚れを押し出す

そして、頭皮マッサ-ジが推奨される理由の三番目としては毛穴に詰まった皮脂汚れを押し出すということになります。
髪の毛穴にはアポクリン腺という汗の出る部分と皮脂腺が存在します。そして、頭部や髪を外部から守るために皮脂が吸着するようになっています。そうなってしまうと毛穴が塞がれてしまって、毛穴内部の汗腺や皮脂腺からの分泌が毛穴から出られません。そのため、毛穴内部で酸化して、毛穴に詰まった皮脂汚れが、頭皮内部で不衛生な状態になってしまいます。そうなると、髪の毛はとても発毛や育毛どころではなく、必要な栄養や酸素などが十分届けられず、細くなったり、抜けてしまったりしてしまいます。

<毛穴の汚れを押し出すためのポイント>
この状況を打破するためは、育毛シャンプーなどの洗浄が有効でありますが、毛穴の内部の汚れは頭皮マッサージで排出することができるのです。
具体的にはシャンプー前に水圧の強いシャワーで頭皮に水をなじませて、同時に頭皮を軽く揉むことで、油脂等の溜まった汚れは、不思議ですが自然に出ていくのです。だから、この頭皮マッサージは入浴時に欠かさずにすることが大切になります。つまりいきなりシャンプ-でごしごし洗うのではなくて、水洗いして少しマッサ-ジをするべしということなのです。

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習得すべきマッサージ方法

具体的な二つの頭皮マッサ-ジの方法をマスタ-することで、日々の生活の中に取り込むことで効果を確実にしてゆきましょう。

簡単頭皮マッサージ方法

まずは簡単頭皮マッサ-ジの方法を習得しましょう。
親指は首の付け根あたりに固定します。そして親指は動かさず、残りの四本の指で円を描くようにマッサージしていきます。指の位置を少しずつ頭の上にずらしながらマッサージを続けます。この方法は、昼間オフイスでも簡単にできますが、効果が期待できるのでぜひ、すぐに試してみてください。育毛&発毛にも良いし、血流が良くなって頭がスッキリします。

一般頭皮マッサージ方法

簡単頭皮マッサ-ジを学んだら、次は一般頭皮マッサ-ジになります。
まず髪の生え際から始めます。髪の生え際、おでこのところに両手の指を置いていきます。親指は耳の上、小指は生え際で一番高い頭のてっぺんあたりになるでしょう。そして、指の腹を使って頭皮を静かに動かします。
次は、髪の生え際から頭頂部になります。両手で頭皮を隠すように指を置き、頭皮を頭頂部に押してゆくイメージで、やさしくマッサージしていきます。そして頭頂部から指でゆっくりと円を描くようにしながら周辺をマッサージします。
そして最後は頭頂部から側頭部になります。耳を隠すように、人差し指から小指までを耳の後ろに置きます。親指は首と肩との境目あたりに起きます。親指は動かさず、人差し指から小指の四本の指で円を描きながら上から下へ、そして下から上へとマッサージします。

大切な首回りのマッサージ

一連の頭皮マッサージを行う前の準備運動として、頸動脈を中心にした首まわりのマッサージをしておくのがおすすめです。
耳の後ろから顎の下にそって、首を指で振動を与えながら、なぞることで十分です。
また、肩こりがある場合は、肩の辺りで血流が悪くなっています。肩こりは血行不良が原因で起こりますので、肩こりの解消も併せて行ってみるようにしましょう。
肩こりの解消には適度な運動などが効果的です。一日中座りながら仕事をしているなら、血液の流れをよくするために適度に歩いたり、軽くストレッチをしたりして体を動かすことがおすすめです。また、磁気の効果などを利用して血流増進を試みるのもおすすめです。
座り仕事の合間でも休憩中でも、思いついた時に血流改善を行うことが大きな違いに繋がります。

マッサージをする時の注意点

頭皮マッサ-ジをする場合に注意をしなければならないことがいくつかあります。
<爪をたてない>
頭皮マッサージでは絶対に爪をたて手はいけません。というのは、爪をたてて頭皮マッサージをすると血流をよくする前に、頭皮を痛めてしまう危険があるからです。
<強く押しすぎない>
いくら体にいいからと頭皮を強く押しすぎないことを注意しましょう。少しくらい痛い方が良いという人もいますが、いいことは何もありません。心地よい程度の力でするのがコツです。
<長い時間押しすぎない>
体にいいからとか時間があるからと、延々と頭皮マッサ-ジを続けるのもやめましょう。たとえやさしくマッサージ出来たと
しても、長時間してしまうと頭皮が悲鳴を上げてしまいます。頭皮に良いことをしているはずが、実は頭皮を虐待していたというのでは洒落にはなりません。自分で頭皮マッサージをする場合は、目安は1日10分程度までにしておきましょう。

まとめ

ここまで、皆さんがセルフマッサージをする方法について紹介してきました。マッサージは全くお金がかからない、素晴らしいハゲ・薄毛対策です。シャンプーや育毛剤と組み合わせることで高い効果も期待できます。
ぜひ、毎日チャレンジしてください。

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