皆さん、薄毛と口の中が関連していることご存知ですか？
実は、虫歯や歯周病が薄毛の原因となることが研究者により明らかになっています。
虫歯と薄毛
虫歯と薄毛、物理的につながっている訳でもないので、一見、全く関係ないと思われます。
しかしながら、髪の毛と歯には、それらを構成する重要なたんぱく質「ケラチン」があります。
髪の毛を作るのにも、歯のエナメル質を作るのにも大切なケラチンですが、そのケラチンの量が少ないなど、
問題がある場合は薄毛になりやすいとの事です。
虫歯になる理由
虫歯は、細菌が糖を利用して酸を作り、その酸によって歯が溶かされる病気で、歯が溶かされ虫歯になると、
食べ物をうまく噛むことができなくなり、その部分の血行が悪くなるので、頭皮に栄養や酸素が送られにくくなり、
頭皮の血行が悪くなるという悪循環が起こります。また、虫歯の痛みはとても大きなストレスになる為、
抜け毛・薄毛を助長することにもなります。
また、虫歯になると当然のことながら噛む回数が減ったり、虫歯でない方の歯で噛むことが多くなるため
顎関節症を発症したり、頭痛や肩こりになって血行が悪くなったり、ストレスが溜まったりします。
実際、歯医者で虫歯治療が完了し普通に食べものを噛めるようになって以降、
抜け毛がなくなって髪の毛も次第に生えてきたという事例もあるようです。
虫歯になったらどうする？
とにかく、虫歯になったらそのまま放置せず、早めに歯医者で治療することで、しっかり薄毛予防対策をしましょう。
また、虫歯にならないように起床時と寝る前に磨いて虫歯予防をし、食後は水でのうがいをしましょう。
実は、食事をすると口の中の細菌を一緒に食べてしまうので、食後の口の中は虫歯菌はとても少なく、
食後すぐに歯磨きをしてもそれほど意味がなく、水でのうがいで十分だそうです。
特に、虫歯菌は夜寝ている間に歯についている糖分を餌にしてどんどん増殖するので、朝起きた時に歯磨きをするのがベストです。
また、夜寝る前により虫歯菌を減らしておくことで、虫歯予防になりますので、就寝前に歯を磨きましょう。
更に唾液には、虫歯の原因である口の中のねばねばを戦う働きがあるので、唾液を出すように意識をしてみてください。
何度も歯磨きをするよりも、唾液を出すように心がけたり、リラックスすることが虫歯予防になります。
歯周病と薄毛
歯周病は他にも心筋梗塞や動脈硬化、低体重早産、肺炎、骨粗しょう症、間接などの各種炎症、
メタボリックシンドロームとも関係があるといわれています。
歯周病は口内の悪玉菌が増殖することで起こるものですが、歯周病にかかっている人は、
日本全国で２０００万人を超えるといわれていますが、なぜか薄毛で悩んでいるとされる人数と一致します。
歯周病菌は歯肉炎を起こした場所から簡単に血管に侵入できるらしく、雑菌や細菌が異常繁殖すると炎症が起こり、
腫れて痛みを伴うようになり、その後、全身を駆け巡るようになります。
そして、細菌が出す毒素が全身に及ぼす悪影響の一つが薄毛なのです。
銀歯と薄毛
近年、銀歯などの歯の詰め物が原因で抜け毛が引き起こされることが分かりました。
そもそも、アレルギーとは身体の外部から異物が進入し、その異物を抗体で排除しようとする免疫が過剰に働くことで生じます。
金属アレルギーもその一種で、ネックレスや指輪といった金属製品を身に付けることで肌のかぶれや赤みなど、
様々なトラブルが引き起こされるのです。
銀歯で毛が抜ける？
抜け毛と深く関わっているのが歯の治療で使われる銀歯で、日本テレビの「ザ!世界仰天ニュース」という番組で、
銀歯の金属アレルギーによってほぼ全ての髪の毛が抜け落ちたという女性が紹介されておりました。
原因不明のまま抜け毛が異常なほど進行し、症例も多数寄せられるようになったため研究が進み、
虫歯治療で使われるニッケルが疑われたのです。
上記の場合、虫歯治療で使われる銀歯のニッケルがアレルゲンで、アレルギー症状が抜け毛となり、
それを歯に装着している限りは改善することができないのです。
人の体質によってアレルギー許容量には違いがあり、身体の許容量を超えると身体に不快な症状が引き起こされます。
恐らく、ニッケルの場合は金属が毛根のケラチンと結合し、許容量を超えたことで金属アレルギーを発症し、
体内で異物と見なされて攻撃が開始され、抜け毛が増加する原因となるのです。
アレルギー対策
アレルギーを誘発するヒスタミンを抑えられるメチオニンの摂取も効果的なので、
キャベルやほうれん草、ニンジンやもやし、など野菜、もしくは野菜ドリンクを毎日の食生活で取り入れてみてください。
