【徹底解説】白髪の人はハゲないの?ハゲのメカニズムはこうだ!

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よく、白髪が多い人はハゲないということを聞きませんか。確かに、周りにいる人で、白髪が多い人に限ってハゲていない人っていますよね。どうせだったら、ハゲるよりもフサフサの白髪になりたい、と思われる人も多いのではないでしょうか。でも、本当に白髪が多いとハゲないのでしょうか。調べてみましたので、参考にしてみて下さい。

白髪の人はハゲないのか

白髪と幹細胞の寿命

人間の頭皮には、約10万本の髪が生えています。その1本1本の毛根には、髪の毛を黒くする幹細胞があります。幹細胞には、それぞれ寿命があり、30年生きるもの、60年生きるものなど様々です。幹細胞は、寿命を迎えると、髪を黒くすることができなくなります。そのため、髪が白くなるのです。このように、幹細胞の寿命は決まっていて、白髪になる時期も決まっています。白髪を抜くと白髪が増える、白髪が多いとハゲない、といったことがよく言われますが、そういったことはないのです。良く考えてみると、白髪の人でも普通にハゲている人もいますよね。なので、自分は白髪が多いからハゲないと安心してはいけないのです。

何故ハゲるのか

はげる原因は男性ホルモンが関係している

毛根にテストステロンが発生すると、毛根に存在する5αリダクターゼ2型の還元作用によって、テストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)に変換されます。このDHTが男性ホルモンレセプターに結びつき、標的遺伝子の働きによって、角化細胞の成長が妨げられるのが薄毛の原因です。

DHTは、標的遺伝子の影響によって、角化細胞を抑制する働きをする一方で、髪の成長にも働きかけるという特徴があります。何故、抑制と成長の両方に作用するかは解明されていません。男性の場合は、顎髭や口髭などは、男性ホルモンが活発となることで濃くなります。しかし、頭部に限っては角化細胞を抑制する方に働いてしまいます。それも、生え際の前方から少しずつ後退していきます。同様につむじも、最初は小さい形状で薄くなりますが、徐々に広がって範囲が大きくなります。育毛剤は、テストステロンと5αリダクターゼの結びつきを遮断して、DHTの生成を抑制するというものになります。

テストステロンがが増えるとハゲると言われますが、一般的に男性ホルモンが多い男性は、成功者になる傾向が強いです。テストステロンは、異性を引き付けるフェロモンの発生にも深く関与しています。しかし、男性ホルモンが過剰に分泌されるとハゲたり、前立腺がんになるとも言われています。

男性ホルモンには色々な種類があります。多く分泌されてしまうと困るのが、DHTです。抜け毛、薄毛の原因としては、不規則な生活、食生活の乱れ、間違ったシャンプーの仕方など様々な原因が挙げられます。DHTは、テストステロンが不足し過ぎても増えます。そして、皮脂を分泌して、頭皮や毛髪の保護する皮脂腺に悪影響を与え髪の成長を妨げます。

増え過ぎると良くありませんが、テストステロンが不足すると、テストステロンが不足分を補おうとして、毛母細胞の中の酵素と結合します。これにより、DHTが生成され、髪の生成が阻害されるのです。そして、DHTが、皮脂腺を刺激し、皮脂分泌が過剰となり、毛穴の中で古い角質と混ざり合い、髪の成長だけでなく、頭皮環境を悪化させるのです。このことから、男性ホルモンのバランスが良い状態を保つことができれば、ハゲないのです。

DHTは、ハゲの原因になるだけでなく、気力の減退、中年太り、性欲の減退の原因にもなっています。テストステロンは必要ですが、テストステロンをDHTに変化させないようにすることが重要なのです。

ストレス

スはホルモンに良くない影響を与える

人は、ストレスを感じると体内でコルチゾールというホルモンが分泌されます。コルチゾールは、筋肉を分解して、ストレスに対抗するホルモンです。半面、テストステロンの働きを抑制する働きもします。そのため、なるべくストレスを溜めずに、気分をリフレッシュするように気を付けることが大切です。

食事・睡眠・運動

健康維持には食事睡眠運動が重要

健康維持に重要なこととして食事、睡眠、運動の3つが挙げられます。バランスの取れた食事、質の高い睡眠、適度な運動を行うことで、生活習慣病のリスクを下げることができます。しかし、仕事が忙しいと中々3つ全てをきちんと行うことは難しいです。この3つの中で最も重要なのは、睡眠です。睡眠を6時間以下に削ると糖尿病などの生活習慣病リスクが4~5倍になると言われています。生活習慣病は、ハゲに直結する血行不良やホルモンバランスの乱れを引き起こします。言うなれば、ハゲも一種の生活習慣病なのです。睡眠時間が6時間以下の人と7時間以上の人を比べると、生活習慣病になる病気のリスクが2倍以上違うという研究結果も出ています。

睡眠は、単に睡眠時間を確保すればよいというものではありません。寝るギリギリまで物を食べていると、寝ている時に内臓が動いてしまうため、スッキリ眠ることができません。また、ベッドの中でスマホの画面を見ていると、明るいLEDの光の影響で睡眠の質が落ちてしまいます。睡眠を削ると摂取したカロリーが脂肪に置き換わるようになり、太りやすくなります。睡眠不足は、体が危機状態にあることと同じなので、体に脂肪を蓄えようと体が反応します。余分な脂肪が蓄積されるということは、頭皮の毛根が脂っこくなって頭皮環境が悪化することに繋がるということです。

糖質の取り過ぎ

糖質の摂りすぎには注意する

炭水化物や甘いものを食べると、血糖値が上昇します。その際には、インスリンというホルモンが分泌されて、血糖値の上昇を抑えようとします。しかし、インスリンは、それだけでなく、テストステロンの濃度を低下させてしまう働きもします。血糖値が上昇すると、脂肪が蓄積されて肥満の原因になりますが、ハゲる原因にもなっていたんです。

運動が苦手で、炭水化物や甘いものが大好きだと、テストステロンのバランスが悪くなって、ハゲてしまうのです。因みに、食事と食事の間隔が6時間以上開くと、血糖値が上昇しやすくなります。ダイエットのために朝食を抜くと逆に太りやすくなるだけでなく、薄毛要因まで作ります。朝は、面倒でも何か口にするようにしましょう。

ハゲてない人の特徴

ハゲないためにはホルモンのバランスを整えることが重要

ハゲていない人は、もちろん遺伝的な要素もあります。しかし、ハゲていない人は、総じて男性ホルモンのバランスが整っています。ホルモンバランスを整えるためには、運動、バランスの取れた食事、質の高い睡眠などが必須となります。

運動不足が続くと、血行が悪くなり頭皮に栄養が届きにくくなります。そうなると、髪が生えても細く抜けやすい髪しか生えてこなくなるのです。更に、脂っこい食事やジャンクフードばかり食べていると、頭皮の皮脂分泌が過剰になり、毛根が塞がれたり、湿疹ができやすくなり、抜け毛の原因となります。また、不規則な仕事で、睡眠不足が続くことでも血行が悪くなり、頭皮に悪影響を及ぼします。

テストステロンのバランスを取る栄養

亜鉛、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルは、テストステロンに良いとされています。亜鉛は、髪の健康にも欠かせないミネラル分です。牡蠣などの豊富に含まれていますが、サプリメントで補給するのが手軽です。それから、アミノ酸の一種であるアルギニンは、テストステロンに作用するだけでなく、成長ホルモンの分泌を促進してくれます。成長ホルモンは、体の細胞や筋肉を修復するために欠かせないホルモンです。頭皮にもプラスに働いてくれます。アルギニンは、大豆製品、肉、魚などに多く含まれています。

ノコギリヤシ

ノコギリヤシは、就寝中の頻尿を改善する効果がある植物として知られていますが、ハゲ改善にも効果があります。因みに、テストステロンがDHTに変化することで、頻尿が起こります。植物由来の薬草なので、気になる副作用の心配なく、体の中から少しずつ改善していくことができます。

亜鉛

ノコギリヤシと一緒に飲むと良いとされているのが亜鉛です。亜鉛は、筋肉の合成やテストステロンの合成をしてくれる重要なミネラルです。育毛効果のある亜鉛も頻尿改善効果があることが分かっていますが、同時に丈夫な髪や爪を作る働きもしてくれます。亜鉛は、吸収率が低いため、吸収が良いグルコン酸亜鉛のサプリがおすすめです。

シャンプー

シャンプーは、頭皮に優しいノンシリコン系を使ってハゲ対策している人は多いと思います。しかし、シャンプー時にマッサージをしている人は少ないのではないでしょうか。シャンプーする際は、耳の上側にある側頭筋と、後頭部にある後頭筋をしっかりマッサージしてあげることが大切です。側頭筋と後頭筋が固くなると、頭頂部の頭皮が突っ張って血行が悪くなるからです。耳周りには、肩凝りに効くツボもあるので、しっかり解してあげましょう。頭頂部を先にシャンプーしても、側頭筋と後頭筋は硬いままとなりますので気を付けて下さい。そして、頭頂部をシャンプーする場合は、指の腹を使って摘まみ上げるようなイメージで行うと、血流が良くなります。育毛剤でマッサージすることも大切ですが、どうせならシャンプーする時もしっかり頭皮をマッサージして、抜け毛を防ぎたいですね。

まとめ

白髪の人はハゲにならないというのは、全く根拠のない出鱈目です。白髪なのにハゲていない人は、ホルモンバランスが取れている健康な人なのです。また、年齢の割に白髪が多い人も中にはいますので、白髪なのにハゲていないという印象で見てしまうということもあります。白髪は、加齢と共に誰でもなる現象です。ハゲは遺伝もありますが、生活習慣の乱れからハゲになるパターンがかなりあります。普段から、健康に気を付けることで、ハゲにならないよう予防しましょう。また、ナチュラルな白髪の人は、白髪染めで髪を黒くしている人よりも頭皮にダメージを受けないため、髪を健康に保つことができるということも考えられます。いずれにしても、白髪の人でもハゲになるということには変わりません。

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