簡単にできる!ハゲの遺伝子検査

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ハゲと遺伝子は関係あるというのは世の中の常識の様に言われていますので、聞いた事があるという人はかなり多いのではないかと思います。ついこの間も芸能人の親子関係をDNAで調べる時代。ハゲの遺伝も調べられないものかとインターネットで調べていたら、どうやら世の中には「遺伝子検査」なるものがあるということを発見しました。

遺伝子検査とは

遺伝子検査と聞くと、なにやら立派な病院とか施設に行き、非常に手間をかけて行うように思っていましたが、そんな事は行ないません。遺伝子検査をするのに必要なのは唾液・もしくは毛髪です。唾液の場合は綿棒でクチの中の粘膜、通常ほっぺの裏側のようですが、そこを綿棒でこするだけ、髪の毛の場合は抜けた髪の毛で検査が出来るのです。

検査をする場所は専門の医療機関で行なう事も当然出来ますが、自宅で行なう事も出来ます。自宅で行なう場合は遺伝子検査キットなるモノがあるので、それを取り寄せて自分で調べます。遺伝子検査キットは大体10,000円〜33,000円程です。これは普通の遺伝子キットで、ハゲの遺伝子があるかどうかに特化されている訳ではなく、いろんな情報、例えば体質であるとか体格であるとか、ガンになりのかとか、祖先がどうなのかとか、様々な情報が遺伝子から分かる様に出来ています。もしハゲに特化した遺伝子検査をするのであれば、「AGA遺伝子検査」がお勧めです。これには自分で出来る遺伝子検査キットも存在しています。詳細については後述します。

いずれにしても、遺伝子検査は思っていた程難しい事はありませんので、もし気になるのであれば、「AGA遺伝子検査」でインターネットで検索し、ヒットしたお近くの専門医療機関やクリニックに問い合わせして、遺伝子検査について色々質問して確認してみるのが良いと思います。クリニックによっては自分で出来る遺伝子検査キットも用意してるので、キットがあるかどうかもその時に確認すれば良いでしょう。

3d render of a DNA spirals

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ハゲの遺伝子

では、ハゲの遺伝子というモノがあるのでしょうか?これについてはフランスのボン大学の研究チームが2005年にハゲに関する画期的な発表を行ないました。その内容は、「ハゲの遺伝子はX染色体に含まれる「アンドロゲン」の受容体に違いがあり、この「アンドロゲン」の受容体の違いがハゲの遺伝子である可能性が高いという」というモノです。

人の性別は染色体をどう受け継ぐかで変わってきます。XX染色体の場合は女性に、XY染色体の場合は男性に産まれてきます。そして、X染色体は母親から受け継ぎます。「アンドロゲン」はX染色体に含まれるので、ハゲの原因とされている遺伝子は母親から受け継ぐということになります。

では自分が将来ハゲるかどうかの目安としてどのように判断するかというと、母方の自分から見て祖父にあたる人の髪の毛の状態がどうなのか?を見る事によって、自分がハゲるかどうかが分かるとされています。つまり、母方のおじいちゃんの髪が薄いもしくはツルッパゲだと隔世遺伝して自分もおじいちゃんと同じ様にハゲる可能性が高いとされています。

あともう1つのハゲの遺伝子と呼ばれているモノがあります。それは5αリダクターゼの活性力の高さで、これが活発だと男性ホルモンであるテストステロンとの結合も活発となり、ジヒドロテストステロン(DHT)が大量に生成されます。このジヒドロテストステロン(DHT)が薄毛の原因である超強力な男性ホルモンと言われているのです。

遺伝子検査の仕組み

では、遺伝子検査がどうやって行なわれるのか?その仕組みについて見ていきましょう。

まず、遺伝子検査ですので、遺伝子を採取する必要があります。どこから遺伝子を採取するかというと唾液かもしくは髪の毛からとなります。自分でキットを取り寄せて遺伝子検査を行なう場合もほぼ同じです。どちらかというと唾液から採取するパターンの方が多いようです。唾液と言っても唾をペッとはいて採取するのではなく、綿棒等の採取器具を口の中の粘膜にこすりつけて検体を確保する方法が主です。

採取した唾液や髪の毛から遺伝子情報を抜き取り、ハゲの遺伝子があるかどうかを調査します。結果が出るまで医療機関ですと1ヶ月程、所によっては3ヶ月くらいかかる場合もあるようです。遺伝子検査キットの場合は、自分で唾液等を採取し、それをキットを購入した業者に送ります。するとその業者から詳しい調査結果が送り返されてくるという仕組みになっています。期間的には早くて2〜3週間程で返って来るようです。

専門の医療機関で検査を受ける場合、「検査を行なってる医療機関を見つける→医療機関に検査を受けに行く→結果を待つ→検査結果到着もしくは結果を聞きにいく」という順序になります。

自分で検査キットを取り寄せる場合は「検査キットを購入し取り寄せる→唾液や髪の毛などを検査キットを購入したところへ送る→結果を待つ→検査結果が送り返される」という順序になります。
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検査費用

では、気になる検査費用についてです。費用は専門の医療機関で行なう場合と自分で検査キットを取り寄せて行なう場合とでは費用が変わってきます。比較的に遺伝子検査キットを取り寄せて行なう方が安価に検査が出来るようです。専門の医療機関で行なう場合、最低でも2万円はかかるようですが、検査キットの場合1万円〜2万円の間で検査を行なう事が出来るようです。

ハゲ遺伝子の有無を検査する場合は「AGA遺伝子検査」という検査がありますので、この遺伝子検査を受けると良いでしょう。他の項目、例えば「太りやすいのか?」とか「ガンにかかりやすいのか?」など身体の他の部分の状態も知りたい場合は「AGA」を除いた「遺伝子検査」を行なえば良いと思いますが、この場合医療機関で行なうとかなり高額になる場合(10万円以上!!)がありますのでご注意ください。

また、健康保険が適用される場合とされない場合によっても検査費用が変わってきます。基本的にAGA遺伝子検査は残念ながら健康保険が適用されない検査になりますが、検査を受けるだけであれば3万円以内で収まる範囲です。その後のアフターケアを受けるとなるとそれなりに金額はかかってきます。

遺伝子検査受けた人の話

いきなり調べるのもちょっとどうかと思い、ネットで調べてみたら以下の2サイトが出てきました。

http://www.pnai.org/若ハゲ番長の遺伝子検査結果/

http://www.aga-idenshi-kensa.com/review/agareturn.html

ここででは、その2人の話を紹介致します。

まずは専門のクリニックですでにAGA治療を受診されてる方が興味本位でAGA遺伝子検査を受けた結果について報告してくれています。担当の先生からは「特に受ける必要は無いよ」と言われていたんだけど、興味が勝って受けてみたとの事。

結果は「平均よりハゲにくい遺伝子を持っている」だったそうです。このかたの親戚はハゲたかたが全然いないとのことなので、この結果にはそう言う部分で納得されたようですが、「じゃあなぜ自分はハゲてるんだ!!」とご立腹と落胆されたご様子でした。

次の方は検査キットを取り寄せて遺伝子検査を行なったタイプの方です。検査キットを取り寄せ、検体を送ってから約2週間で結果が返ってきたとの事です。検査結果はレターパックで返送されてきて、レターパックを開封するとクリアファイルに入れられた書類が出てきました。書類はカラーデ小冊子風にまとめられていて、とても見やすくなっています。

で、気になる結果は、なんとこの方も「脱毛リスクは基準値より低い」との結果が出ていました。「じゃあ、なんでハゲてんだあああ!?」と雄叫びを上げるご本人。

少し取り乱されていたようですが、送られてきた書類の中にアドバイスブックがあり、これがとても役に立ったとの事でした。また、検査結果からハゲ治療に効果のない薬をずっと摂り続けていた事も判明し、もっと早い段階で遺伝子検査を受けていれば良かったとおっしゃってました。

簡単にできる!ハゲの遺伝子検査まとめ

ということで、ハゲの遺伝子検査について見てきましたが、結論として、もしハゲの治療を受けるのであれば、まず遺伝子検査を受けて自分のハゲの傾向がどこにあるのか?を知った上で、ハゲの治療を受けた方が効果的だと思われます。

また遺伝子検査自体がそれほど高額ではないので、まずは検査を受けてみてから、治療をするのであればその後治療をするなどの判断材料にするにはハゲの遺伝子検査は有効であると考えます



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