色々な神社が日本中にはありますが、今回紹介するのは、髪の神社と言われている御髪神社(みかみじんじゃ)です。日本唯一と言われる髪の神社について詳しく説明いたします。また、御髪神社以外で髪に注目している東京の関神社も合わせて紹介いたします。
御髪神社とは
京都の有名観光地である嵯峨野嵐山には、多くの観光客が訪れる名所や神社が数多く点在していますが、そのなかのひとつに、日本で唯一とも言われている髪の神社で知られる御髪神社があります。
そして、この御髪神社とは、鎌倉時代に、日本で最初の髪結いとされた藤原采女亮政之公がご祭神の神社ですが、御髪神社の由来は、西暦1200年代、90代亀山天皇の御代に、藤原鎌足の末孫であり、皇居の守備職であった北小路左衛尉藤原基春卿の三男であった藤原采女亮政之が日本発の髪結職を起こしたことから始まります。
一説では、父である北小路左衛尉藤原基春卿は、護衛をしていた御所の宝物倉庫にあった宝刀を紛失し、父子で探すうちに、息子の政之が下関で、日本発の髪結となったという伝説も残っています。
また、藤原采女亮政之公は、父の死後、鎌倉に居を移しましたが、その高い功績にて従五位を賜ったことから、政之公と由縁の深い亀山天皇御陵に程近い小倉山の麓に、理容美容関係に携わる関係者たちによって、政之公を祀った神社が建立されました。なお、髪は、神に通づる大切なものとして、御髪神社では、主神の政之公を祀り、献髪を納祭した髪塚を造って、日々、神職によって、祈拝を受け、毎年御大祭日では、業祖神零祭や髪供養を行っています。
このような御髪神社は、昭和36年に京都市の理容、美容業界関係者が髪にまつわる神社として、髪の健康を祈願して創建、建立された神社であることから、今日まで、理容や美容に関る多くの関係者から手厚い信仰を受け、業界関係者が多く訪れていることでも知られている神社です。
そして、大切な髪を守り、豊かにしたい多くの男女の切なる願いを込めて、全国から多くの人が参拝する髪のパワースポットでもあります。また、一般的な神社の奉納のやり方として、通常、初穂料を納めてから、昇殿して玉串奉納を行い、お参りをするようになるのですが、こちらの神社では、特別ともいえる独自のお参り方法があって、髪の毛の御利益のために献髪を行っていることが特徴的です。
献髪このとは、神職の方に、参拝する人自身の髪を少しだけ切ってもらって、御髪献納と書かれた袋に納めて、神前にお供えしてお参りするという方法で、境内には、願い事をしながら切った髪を納めると御利益があるとされる髪塚がありますが、献納された髪は、毎日、神官によって祈拝を受けるうえ、毎年、春と秋の御大祭では、業祖神奉祭と髪供養が行われています。
近年では、この神社には、日本発の髪結いの神様ということで、理容、美容関連に携わる技術者のほか、ヘアーメイクや洗髪剤、また、育毛やカツラ、発毛などの研究や開発に携わる人たちなどの御利益を授かりたいという人達意外にも、髪が薄くなってきたことに悩んでいるなどの髪に対する悩みがある人たちからも熱い支持を受けています。
さらに、髪は頭を守る役割も果たしていることから、頭の御利益にあやかりたいと受験を控えた学生なども多く訪れるようになっています。美容師になりたい人たちだけでなく、多くの受験生が来ていることも特徴のうちの一つですね。
御髪神社へのアクセス
こちらの京都市右京区の嵯峨小倉山にある御髪神社への行き方は、嵯峨観光鉄道トロッコ嵐山駅下車すぐの所に位置していますが、京福電車嵐山線嵐山下車では、徒歩8分ほどになりますが、社務所受付は10:00〜15:00までで、所要時間は15分程度、拝観料は無料で、御朱印は手書きで墨入れしています。
髪にまつわるもう一つの神社:関神社
なお、それ以外の髪の神様では、東京都北区に位置する関神社がありますが、こちらの神社は、百人一首でも知られている有名な蝉丸法師を奉っている神社としても知られています。
そして、この蝉丸法師は、実は、日本で初めてカツラを考案した人物として、カツラや理容、美容業界に関係する人々から手厚い信仰を集めています。
そもそも、蝉丸法師とは、かの醍醐天皇の第4子として出生するという尊い身分の方でしたが、盲目であったがために僧侶となって、滋賀県の逢坂山に閉居をしておりましたが、ある日のこと、閉居をしていた居に、逆髪であることをたいへんな苦にしていた蝉丸法師の姉である逆髪姫が訪ねてきました。
そのため、自身の髪のことで悩み嘆いている逆髪姫の苦悩を何とか和らげようとした蝉丸法師は、やがて、かもじと呼ばれるカツラを考案して、作成したことから、蝉丸法師は、髪の祖神として祀られるようになりました。また、この関神社は、平安時代より存在していたとされる歴史ある王子神社の境内の末社にあり、風格のある大鳥居や拝殿があるほか、毛髪報恩のための毛塚も建立されています。
さらに、京都の御髪神社と同様に、こちらの神社も理容、美容関係者のお参りが絶えませんが、薄毛や髪のことで悩む人々たちからも、熱烈な信仰を集めている神社でもあります。
関神社へのアクセス
この東京都北区に位置している東の髪の神様でもある関神社へのアクセスは、JR京浜東北線の王子駅北口、また、東京メトロ南北線の王子駅出口より徒歩3分にある王子神社の境内の末社にあります。
あなたの髪の神。御髪神社と関神社まとめ
御髪神社は、先述した通り、髪の悩みがある人だけでなく、美容師などの髪にまつわる仕事をしている人たちのための神様でもあるようですね。お守りが人気で、美容師になるために勉強している人たちの合格祈願お守りなども販売されています。また、もちろん髪の毛に悩んでいる人たちへのお守りも販売されていますね。
私自身、まだ御髪神社には参拝したことがないため、機会があればぜひ伺ってみたいですね。関神社も同様に髪の神社ですが、御髪神社が唯一と言っている点で、知名度が少し低いのかもしれませんね。ホームページがないのも、知名度が低い点になっているかもしれません。
また、現在ではお守り専用サイトも立ち上がっていて、お守りだけを遠方からでも購入可能のようです。そちらも合わせてチェックしていただくのが良いかもしれません。
神頼みも大切ですが、育毛剤も良いかもしれません。抜群の実績を誇るチャップアップはこちらのバナーをクリック!
医薬部外品の育毛剤「チャップアップ(CHAPUP)」
※写真引用 御髪神社公式サイト
http://www.mikami-jinja.net/