薄毛になりやすい女性のライフスタイルと7つの前兆

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女性の薄毛はかなり進んでから気がつくことが多いですが、わずかな前兆があることが多いです。はっきりと自覚できる症状ではないのですが、薄毛が進んでしまってから、そういえばそういう症状があったと気がつくことが多いようです。

しかし、症状を知っておけば早めに気がつくことができ、はやく対処もできます。特に、日常生活で薄毛になりやすい傾向がある女性は意識しておくとよいですよ!では薄毛になりやすいライフスタイルと薄毛になるかもしれない前兆を説明します。

女性が薄毛になりやすいライフスタイルとは

● ストレスが多く、上手に解消できていない
● 慢性的な睡眠不足、
● 過剰なダイエットによる栄養不足
● パーマやヘアカラーの頻度が高すぎる
● 髪や頭皮の扱い方が正しくない
● シャンプー、リンス、コンディショナー等があっていない
● 整髪剤をたくさん使い、頭皮にまでつけてしまう
● 夜、整髪剤をつけたまま寝てしまう
● 出産
● 更年期に差しかかる年齢
● 遺伝的に、薄毛の女性が多い

などが考えられます。思い当たることが多い女性は薄毛になるリスクも高いでしょう。まずは日常生活を振り返ってみましょう。リスクの高い女性は薄毛になる前兆を見逃さないようにしましょう。はやく前兆に気がつけば薄毛を進ませないうちに、対処できます。
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前よりも髪が抜けるようになった(ような気がする)

髪は毎日抜けていますが、普段よりも多く抜けているような気がする時は、髪の状態や頭皮の状態にいつもより目を向けるようにしましょう。

このような状態になっていませんか?
●  頭皮に赤くなっている部分がないか
●  ニキビのようなものができていないか
●  フケらしきものがいつもより多くないか
●  頭皮をかいたら、つゆみたいなものが手についたりしないか

このようなことをチェックしておきましょう。このような症状があれば、メモしておくとよいですよ!もしも、病院に行った時には的確に症状を伝えることができ、医師も診断がしやすくなります。

神経質になり過ぎるとストレスになり、それが薄毛を進行させてしまう可能性もないとはいえませんが、はやく気がつくことは重要です。すぐに生活態度を見直したり、シャンプー、リンス、コンディショナーなどのヘアケア製品を髪にやさしい物に変えたりしましょう。

この段階なら、高品質の育毛剤を使ってみるのもよいでしょう。

細く短い毛が抜ける

細くて短い毛が抜ける、ということはまだ成長しきっていない毛が抜けるということで、それがあまり多い場合は要注意です。既に、少し薄毛が進んできている可能性はないでしょうか?今一度、髪の状態をチェックしましょう。

毛の根元が先細りし、毛根が見えないくらい小さくなっている

元気な毛を引き抜くと、根元に行くにしたがって太くなっていて、はっきりと毛根がついていることを確認できるはずです。

しかし、抜け落ち毛をよく見てみると、全体的に細く、根元に行くにしたがって更に細くなっていて、毛根もすごく小さいか、見えない感じになっていることがあります。この状態の髪がたくさん見つかる場合も、薄毛が進んでいないか、チェックしてみましょう。

かゆみがある

頭皮の痒みというのは出やすい人は頻繁に出るようですが、注意したほうがよいです。長期間放置すべきではありません。かゆみが出る原因は様々です。中には脂漏性皮膚炎で痒みが出ている場合もあります。

この炎症により髪が抜けてしまうことがあるのですが、これを「脂漏性脱毛症」と呼びます。皮膚科に行けば、治療してもらえる病気です。はやく治療を受けたほうが、脂漏性脱毛になり、薄毛になるのを回避できる可能性が高いです。

それなのに、かゆみなど一般的な症状ですと、放置してしまいがちです。かゆみがしつこく続くようであれば、皮膚科に行く準備をしておきましょう。飲み薬でかゆみなどはあっという間になくなることも多いです。

ちなみに、筆者は鼻の周囲が時々真っ赤になり、かゆくてかゆくてたまらなくなる現象に長年悩んでしました。それで、一般皮膚科に行ったら脂漏性皮膚炎ということで、飲み薬と、塗り薬をいただいてきました。

筆者の場合、眠くなるかゆみ止めの薬をいただいたのですが、これはとても効きました。夜眠る前に飲むと、とてもよく眠れました。

ふけがでる

ふけが出やすい人は子供の頃から出やすかったのではないでしょうか?このフケ、ふけが出る原因は単純ではないのですが、薄毛になる前兆の場合があります。注意が必要です。ふけもかゆみと同じように脂漏性皮膚炎の可能性があるからです。

脂漏性皮膚炎では、かゆみとふけの両方の症状がある場合も多いです。この場合は、皮膚科に行って治療をはやく始めた方がよいでしょう。脂漏性湿疹は、自力で治すのはてこずる場合が多いです。

はやく治さないと慢性化したり、どんどん毛が抜けるようになったり、薄毛になってしまう可能性があります。

頭皮がビリビリとする感じがある

円形脱毛症という円形に近い形で突然剥げてしまう脱毛症があります。これは小さな子供さんでも発祥する病気で、男女関係なく、どんな年齢でもなってしまいます。この円形脱毛症になる前にビリビリ電気が走ったような感じに成人もいるようです。

「脱毛症 Q9 – 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)」によると、円形脱毛症の場合、日本皮膚科学会で診察ガイドラインを作成しているので、それに基づいて治療をしてもらえます。

円形脱毛症に関しては、放置していても治る人も多いのですが、よりひどくなり、頭全体の頭髪が脱毛してしまう場合もあります。そうなると、治るまでに時間もお金もかかってしまいがちなので、円形脱毛症に気がついたら、1回は病院にいくほうがよいでしょう。
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頭皮が痛い

上記の円形脱毛症になる前に、頭皮が痛いと感じる人が多いです。頭が痛いというのではなく、頭皮が結構痛かったと言う人が多いです。ケガをしたわけでもなく、また傷もないのに頭皮の特定の部分が痛いと感じたり、片頭痛がすると感じたりする場合は要注意です。

「脱毛症|慶應義塾大学病院 KOMPAS」によると、円形脱毛症を患っている人の中には、膠原病(こうげんびょう)や甲状腺の病気など、自己免疫に関連する病気がある場合があるんだそうです。微熱や、疲労感といった全身症状がある場合は要注意です。病院に行きましょうね!

まとめ

いかがですか?薄毛になりやすいライフスタイルも前兆も、あまりにもありふれていて、見逃しやすいですね。しかし、自分のライフスタイルをチェックしてみて、リスクがありそうな女性ははやめに薄毛対策をしましょう。深刻な薄毛になる前なら、はやく、そして経済的に治せちゃうかもしれませんよ!

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【参照】
●脱毛症 Q9 – 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)
●脱毛症|慶應義塾大学病院 KOMPAS