10代・20代女性の薄毛急増が深刻

薄毛になってくると気になるのが、分け目とつむじ。男性であっても気になるのに女性なら尚更気になると思います。
なんとなく地肌が見えてきて、心の中で「やばい」の一言。時間をかけて育毛したいけど、どうしたらいいのでしょうか。悩めば悩むほど薄毛は進行してきそうだし困ったものですが、解決方法はあります。

ボリームがでない

1 女性の薄毛の自覚症状
2 10代〜20代の若い女性の薄毛と原因
- 2.1 女性ホルモンのバランス
- 2.2 過度のヘアケア

女性の薄毛の自覚症状

以下のような自覚症状はありますか？自覚症状が出ていても、なかなか誰にも相談できず、悩んでいる人が多いと思いますが、まずは原因を突き止め、対策をしてほしいと思います。

・洗髪時に鏡をみてなんとなく地肌が見えたり、排水溝のところの抜け毛がなんとなく増えたような気がして、このまま髪の毛がなくなってしまうのではないかと不安。
・薄毛で悩むような年齢（シニア）でもないのに、生え際や頭頂部が薄くなって、分け目が目立つのが気になる。
・最近、ストレスが溜まり、頭を掻いていたら、毛が何本も抜けた。
・枕元の抜け毛が増えたような気がする。

10代〜20代の若い女性の薄毛と原因

薄毛(うす毛)とは何らかの原因で髪が抜け、その結果、頭髪が薄くなって地肌が露出してしまうことをいうのですが、最近、10代から20代女性の薄毛が急増して深刻な悩みになっています。
女性は年齢によらず髪の毛にパーマをかけたり、染めたりしている人が多いと思いますが、特に10代～20代は、恋にもおしゃれにも積極的な時期ですから、薄毛になってしまってはとてもショックでしょう。
若いのに「髪にハリ・コシがない」「髪がさびしい感じがする」「髪にボリュームがない」「いつも髪がぺったんこ」そんな悩みを抱えていませんか？

年齢を重ね、中高年になれば、徐々に薄毛にはなっていきますし、出産を経験された女性であれば、赤ちゃんにカルシウムを与えているので薄毛は仕方のないことかもしれません。

でも、10代〜20代の若い女性に薄毛が急増しているというのは、大問題ですので、
原因を知っておく必要がありますので、詳しくみていきたいと思いますが、大きくは、ホルモンバランスとヘアケアが若年性薄毛の二大原因です。

女性ホルモンのバランス

女性ホルモンの影響による薄毛は「FAGA」と言います。女性ホルモンが減少してホルモンバランスが崩れることにより、薄毛が進行してしまいます。「FAGA」は、Female Androgenetic Alopeciaの略で「女性男性型脱毛症」の意味で、成人男性によくみられる髪が薄くなる状態が、なんと女性にも進行するのです。

女性の場合には男性のパターンとは異なり生え際のラインは変わらずに頭部全体の毛髪が細くなります。
初期の段階では抜け毛が増えたり、分け目が広がってきたと感じます。やがて症状が進行すると頭の広い範囲に均等に病変が起こり、全体の毛が抜け特に、頭頂部が透けて見える様になります。その後、成長することを休んでしまう休止期毛の割合が多くなり、その結果抜け毛が増え脱毛症へと進んでいきます。

10代から20代と言うのは、女性にとって、女性ホルモンがバンバンでている年齢です。
女性は卵巣から女性ホルモンを分泌していますが、同時に副腎から男性ホルモンも分泌しています。
量的には圧倒的に多い女性ホルモンが減少して男性ホルモンの割合が多くなることが薄毛の原因の一つなのです。
（１）極端なダイエットによるホルモンバランスの乱れ
若い女性がホルモンバランスを崩す大きな原因は極端なダイエットです。栄養失調状態になるまでダイエットをする人がいます。こうなると、毛の組織も栄養失調に陥り、成長期の毛もその状態を維持できなくなります。その結果、休止期毛が増えて脱毛が起きるようです。毛根にも栄養が必要なのです。

（２）ストレスによるホルモンバランスの乱れ
次にストレス。受験や仕事そして友人関係で、精神的ストレスを受ける機会が多くなり、急激に頭髪が薄くなることも少なくありません。

（３）ピル
経口避妊薬（ピル）は、プロゲステロンという女性ホルモンの一種で、これを一定期間内服した後で中止すると、一時的に休止期毛が多くなり、脱毛を起こすといわれます。

（４）遺伝
AGA（男性型脱毛症）の8割は遺伝性が多く、母親が薄毛で75％、父親が薄毛だと50％の確率で影響を受けると言われています。

過度のヘアケア

若い頃は特に、ヘアケアが気になりますよね。でも、過度のヘアケアは良くありません。極端に髪を気にして清潔さを求めるあまり、日に２度以上洗髪すると、界面活性剤などを含むシャンプーを大量に使用することになり、髪を痛めてしまうことになります。また、ドライヤーやブラッシングでも頭皮を痛めます。まして、朝シャンだと登校、出勤前で時間がなく、すすぎも完全にできないでしょう。リンスのしすぎ、ムースやジェル、スプレーの使いすぎなども脱毛の原因になります。
カラー、スタイリング剤、パーマなども美容師さんにしっかり相談すると、髪を傷めないタイプのものを使ってくれることもあるので、ぜひ、相談してみてください。

髪は女の命とも言われますので、ぜひ、気遣ってあげましょうね。

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