薄毛や抜毛に悩んだ時に、シャンプーや育毛剤といった外部からのヘアケア、内服型育毛剤としてプロペシア利用を行う事で内部からのヘアケアを行う方は多いです。
専門クリニック等を利用して、専門家にチェックしてもらった上で対策するのが安全であり、プロペシアのような内服治療ではクリニックを経由した利用を行う方が多いです。
ただし、こうしたクリニック経由で正規の内服薬を利用すると、コスト負担が大きいものですから、コストが安い並行輸入品を活用したいという方が多いですが、この並行輸入品の利用は注意が必要であり、失敗談を交えてリスクを紹介します。
内服型のハゲ治療薬とは
薄毛や抜毛の原因としては、頭皮環境の悪化によるものと男性ホルモン原因のものに大きく分かれます。
頭皮環境の悪化から来るタイプの薄毛や抜毛は育毛シャンプーを利用したり、育毛剤を使えば改善する可能性があり、これは老化によって血流悪化したり細胞の働きが低下する等から起こったり、普段の生活習慣の乱れから若くても頭皮環境が悪化して毛髪が育たなくなる事から起こりえるものです。
頭皮毛穴に汚れ詰まりが起こったり、炎症を起こして毛髪が育ち難い状態になれば、段々と薄く弱くなり毛髪も抜けてしまいますから、頭皮環境改善に特化しながら頭皮に優しい育毛シャンプーを使ったり、育毛促進に繋げる育毛剤を外部から利用するのは有効は治療法と言えます。原因が外部要因の場合は相性の合うシャンプーを選択して、頭皮汚れを洗浄するだけでも薄毛が改善されていく例も多く、さらに食事などの生活習慣全般を見直していけば、相乗効果で回復する事もあるでしょう。
若年層の薄毛や抜毛は生活習慣の乱れから起こっている場合も多く、そういった薄毛治療の場合は食事や睡眠、運動といった生活習慣改善で治る可能性が高いです。
ただし、外部からのケアでは対応出来ないのが男性ホルモンが原因によるハゲ症状であり、AGA（男性型脱毛症）は内部から男性ホルモンの働きを抑制させる必要があります。大体20代から30代辺りから発症する事が多いAGAは、放置して治るものではなく進行性のものです。
プロペシアはそうしたAGAに対処する内服型育毛剤であり、毛髪成長を抑制するジヒドロテストステロンという男性ホルモンの働きを低下させて、ハゲ症状に対応していきます。世界中で利用されていて専門家のアドバイスを聞きながら治療すれば、副作用リスクを恐れずに利用出来るものですが、即効性のあるタイプではなく継続的使用する必要があるものです。
効果が出るまでに個人差があるものの、まずは半年から1年以上の継続使用が必要ですから、コスト負担がどうしても大きくなり、途中で辞めてしまうと効果が無いので内服型治療に入る際には、コスト負担出来るかどうかを考えて行う必要があります。
そして、コスト負担を減らす方法として、格安の並行輸入品を利用して治療するとパターンがあり、実際にその選択をしたのですが、メリットだけではなくデメリットにも目を光らせる必要があると痛感しました。
プロペシア並行輸入品のメリットとデメリットを知る
プロペシアは内服型のAGA治療として世界中で効果が認められる薬であり、プロペシアに含まれたフィナステリドという有効成分が、国内において治療効果と安全性を兼ね備えていると厚生労働省から認められた成分です。
このプロペシアはドラッグストア等で気楽に手に入れられるものではなく、基本的には専門クリニック等で診察を受けて購入が必要になります。しかし、通販購入出来るルートがあり、プロペシア並行輸入品を代行業者を利用して入手すれば、医師の診察を必要としないばかりか、格安で購入出来るという大きなメリットがあるのです。
ハゲの悩みで病院に行くのは抵抗があったり、待ち時間が多い病院は面倒でそもそも行く時間も無い、診察料金が気になる等、病院に行く心理的なハードルが高いと感じる方は多い傾向にあります。正規のプロペシアは保険適応外ですからコスト負担が大きく、並行輸入品の通販で入手して安く手軽に利用したい、そもそもハゲの悩みなんかこっそりと周りに知られず治したいという方は多いのは理解出来る部分でしょう。
ただし、気楽に安く手に入るというメリットの反面、大きなデメリットを抱えている事も知る必要があり、こうしたデメリットを知らずに購入すれば時間もお金も無駄にしてしまう可能性があります。並行輸入品のような通販購入はネット検索すれば誰でもすぐに購入出来る環境があり、ネット通販を利用する事で誰にも知られる事無く入手可能ですが、粗悪品が混ざっている可能性が大きいのです。
個人輸入によるデメリットを纏めれば、粗悪品の可能性、中身が違う詐欺商品、副作用リスク、これらが挙がり、まだ中身が違って粗悪品でも健康被害が無ければマシですが、副作用が発生して心身に悪影響を及ぼす事もあるのは理解する必要があります。
少し専門的な話になりますが、個人輸入によって入手した薬を飲んで健康面にトラブルが発生したとしても、国が認める医薬品副作用被害救済制度を利用出来ず、まさに自己責任となってしまうのです。さらに注意点としては、個人で海外から通販輸入購入して個人的に薬を利用するのは違法で無くても、それを販売したり他人に渡すのは違法行為となりますから、輸入品の薬が自身に有益な効果があったから、同じ悩みを抱える人にプレゼントするのは避けましょう。いずれにしても輸入品には大きなデメリットがつきまとう事を知る必要があり、具体的な失敗談について紹介します。
プロペシア並行輸入品利用における失敗談
ネット通販を頻繁に使う方なら、プロペシアに限らず様々な薬の輸入品を手に入れるのは簡単なものです。実際に通販サイトを活用してプロペシアの並行輸入品を入手して使いましたが、海外製プロペシアはジェネリック医薬品もありますから非常に安くて経済的負担が小さく、経済的に国内の正規プロペシアを使う事が難しい場合は助け船といった印象になります。事前に軽く輸入品について調べましたが、調べたのはリスクについてと言うよりも、どこで安く手に入るかコストの事ばかりに頭がいっており、とにかく安価に入手出来てこっそりと周りに知られず治療を開始出来るという喜びが大きかったです。
半年から1年程度の継続使用は必須の薬ですから、継続的に飲んでいたものの、抜け毛が止まる気配もなく、M字型ハゲも少しづつ進行していってる感じでした。とにかく盲目状態で1年は続けないと結果は解らないと信じていて、購入商品について調べる事なく継続使用していましたが、あまりにも効果が無いので色々調べていくと、使っている並行輸入品には有効成分フィナステリドが使用されていない偽物ではという意見が多かったのです。
時間とお金を無駄にしてしまい、ハゲの進行も進んで、その後結局医師の診察を受けてプロペシアによる治療を行ったのですが、そちらの方は内服治療を開始してから抜け毛が止まり、改善の兆しがある事からも、もっと早く正規ルートで治療をしておけば良かったと後悔しています。
不幸中の幸いですが、こうした並行輸入品には健康被害をもたらす例もあるので、健康被害に関しては何も無かったのは良かったですし、お金を振り込んで商品自体が届かないパターン等もあるので注意が必要です。
購入時コストは安いですが、もしも輸入薬を使って体に変調があったとしても、自己責任になってしまいますから、こうした輸入品を利用する時には、利用者の体験談等の情報収集も綿密に行い、長く営業実績を積んでいるいる所から購入する必要があります。
安物買いの銭失いになってしまう可能性もあり、銭を失うだけならまだしも、健康被害を受けてしまえば取返しが付かないので、こうしたリスクは十分に理解した上で活用が必要になるでしょう。自身が失敗した事から他の方々の失敗談を集めてみると、有効成分が入っておらず小麦粉だけ含まれている商品パターン、お金だけ振り込んで商品が届かないパターン、副作用が起こって吐き気や頭痛が起こったパターン、様々な失敗例があります。
プロペシアの並行輸入品で命の危険に陥ったという例はあまり聞かないですが、男性がよく利用するED治療薬でもこうした格安輸入品を使う方は多く、こちらの場合は命のリスクが起こりえる例もあるのです。プロペシアに限らず、他の薬でも格安輸入品を購入したいと検討している場合は、粗悪品を掴んで命に係わる可能性がある事を理解する必要があります。少しでもコスト負担を減らしたくて個人輸入を利用する人は多いですが、偽物粗悪品を掴まされてしまうリスクを十分理解し、可能であれば安全性が高い医師の処方で入手が望ましいです。
まとめ
プロペシア購入のルートは主に2点あり、医療機関での診察や処方を受けてプロペシアを購入する方法、もう一つは個人輸入によって購入する方法です。
医療機関を通して入手する場合は、保険適用外の自由診療扱いですから薬代の負担を覚悟する必要がありますが、安全性が高くて安心した治療を受ける事が出来るものです。
輸入購入はコスト負担が小さく、専門クリニックの治療を受ける時間や煩わしさを省けますが、偽物や粗悪品を掴んで効果が無いものや副作用リスクを伴う可能性があります。
いずれの方法で入手してもメリットやデメリットがありますから、双方を理解した上で選択する必要があり、やはりコスト負担が正規ルート入手の大きなデメリットではありますが、医療機関を通して入手するのが安全です。
輸入品を使ってトラブルが起こっても誰かが責任を取ってくれませんし、代行業者や販売先も責任を負う事は無いですから、その点も理解した上でプロペシアをどのように入手して使っていくか考える必要があります。メリットやデメリットを理解して情報収集した上での選択をしましょう。
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