ハゲ・薄毛の人にオススメする、冬の食材

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薄毛を治療する時にみなさんはどんな食事をとっていますか?食事は発毛や育毛にあまり関係ないと考えておられる方も少なくないでしょう。でもそれは大きな間違いなのです。

私たちは毎日、食事から栄養を摂取していますよね。その栄養で成長したり健康を保つことが出来るのです。髪も例外ではありません。髪にも栄養はとても大事なのです。

今回はそんな薄毛の治療を、冬の食材にポイントをあてて考えていきましょう。

そもそも髪の毛は何で出来ているの?

髪の毛は全部で18種類ものアミノ酸が結合してできています。それが「ケラチン」というタンパク質です。ですから、良質なたんぱく質を多く摂取することがとても大切なのです。

髪がタンパク質からできているからと必死でそればかり摂取しようとする人もいますがそれは残念ながら間違いです。もちろんタンパク質は大切ですが、そればっかり取っていてもよくありません。何事もバランスを考えなければなりませんね。

もっと突き詰めると、タンパク質はなんでもというわけではありません。タンパク質の中でも“良質”なタンパク質であることが大切なのです。

他に大切な栄養素としてはビタミンです。ビタミンには沢山の種類がありますが、特にビタミンA,B2、B6などが大切です。それはタンパク質を分解して合成するには、ビタミンが不可欠だからです。サプリメントもありますが、出来れば天然のビタミンがいいでしょう。食材からとることをオススメします。

ハゲに効く!!冬の食材

それでは、冬の食材で髪の発毛や育毛にいい食材はどんなものがあるのでしょうか?BEST4を集めてみました。どんなことが髪にいいのかを見ていきましょう。

牡蠣

亜鉛を多く含む食材です。亜鉛は体内でタンパク質を合成する重要な役割を持っています。そんな重要な成分が多く入っている牡蠣ですが、なんと牡蠣100gで1日の亜鉛の摂取量を補えてしまうのです。100gというとだいたい5~6個です。しかし、生を頻繁に食べるというのはコスパもあまりよくありませんし、難しいですよね。そこで朗報です!!亜鉛は加熱によって増加するのです!!ですから、たとえばカキフライですと1人分を食べれば完璧ということですね。他にも焼き牡蠣や鍋の具材に利用しますよね。加熱した方が効率よく摂取できるのです。
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にんじんなどの緑黄色野菜

緑黄色野菜はビタミンが豊富で、それは髪に必要な成分です。緑黄色野菜に多く含まれるビタミンAは、頭皮が乾燥するのを防いだり、フケが出るのを抑えてくれる働きがあり、頭皮を健康に維持してくれます。またビタミンB2は頭皮の出過ぎた皮脂を分解する力があり、頭皮を清潔にしてくれます。
人参はいつでも売っているような気がしますが旬は10月〜12月と言われています。
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みかんなどの柑橘類

柑橘類ですから、当然ビタミンCが豊富に含まれていることがわかりますね。ビタミンCは髪にハリやツヤを与えるコラーゲンの育成を助けます。お肌によいイメージのコラーゲンですが、髪にもとても効果があるんですよ。コラーゲンは血管や頭皮を強くしてくれますので、しっかり頭部にまで栄養を運べるようになり抜けにくく太い髪を作ってくれます。

また、ストレスを感じた時に体がから分泌される抗ストレスホルモンの分泌をスムーズにしてくれる働きもあります。ストレスは体に良くないのは知られていますが、髪にもとても影響があります。ストレスで血管が収縮することで血流が悪くなり、発毛が困難になるのです。ですから、できるだけストレスをなくす努力をする必要がありますので抗ストレスホルモンは大切なのです。
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マグロ

マグロは栄養価が高いのにカロリーが低いので、とても健康に良い食材のひとつです。そして薄毛に悩む人にとっても理想ともいえる栄養素を兼ね備えている食材でもあります。本マグロはこれから1月までが旬とされています。

マグロに多く含まれているのは、タンパク質、亜鉛、ビタミンB6です。
髪はタンパク質から作られているので、当然タンパク質を多くとれば発毛にも影響があります。そして亜鉛ですが、実はタンパク質から髪を作るには亜鉛が必要不可欠です。亜鉛とタンパク質があって初めて髪を作ることができます。最後にビタミンB6です。ビタミンB6は頭皮を清潔に保つ作用があります。髪が生える場所が汚れていると、せっかく髪が生えようとしてもうまく育たないことが多いんです。髪を生やすには、頭皮の環境を整えることも大事なんですよ。

つまり頭皮と髪の両方に作用する成分が入っているので、マグロはとても優秀な食材なんです。
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薄毛の効く食材の共通点

薄毛によいとされている食材をあげていきましたが、これらには2の共通点があります。
・髪の主成分が含まれている
・髪を抜けにくい環境を作る栄養素が含まれている
この両方を満たしている食材が髪にとてもよいとされています。食材をそのまま摂取しつづけることは困難ですので、うまく料理に利用することが毎日続けるコツでしょう。でも注意しなければならないことがあります。加熱によって減少してしまう栄養素、逆に加熱によって増加する栄養素、水に弱い栄養素などがあります。料理をする際はそんなことを頭に入れておかないといけませんね。

今すぐやめて!!薄毛を進行させてしまう食生活

偏った食事や、間違った食生活を続けていると体調を崩すというイメージがありますが、髪にも大きな影響があるのです。
まずはアルコールです。飲みたくなくても付き合いなどで飲まなければいけない時がありますよね。アルコールは肝臓で分解されますが、実は肝臓はアルコールを分解するのにタンパク質をたくさん使います髪の発育よりアルコールの分解の方が優先されてしまいますから、アルコールを飲めば飲むほど、髪にまわせるタンパク質はどんどん少なくなってしまうのです。いくら髪の為にとタンパク質を摂取しても、飲酒すれば無駄になってしまうのです。

他には塩分、糖分、脂肪分が多い食事に注意です。最近、コンビニや外食で食事を済ませる方が多くなりました。また、家庭の食事の種類も日本食からだんだんと脂肪分などが多い食事にかわってきました。そんな食生活を送っていると新陳代謝や血行を悪くし、結果的に発毛に影響が及ぶのです。

これらのことを全て排除するのは難しいことですが、意識することでだいぶ変わってきますよ。たまには家庭で日本食を食べるのもいいかもしれませんね。

まとめ

ハゲや薄毛に対して悩んでいる方にとっては、食材で改善が期待できるのは朗報ですよね。冬の食材だけでも沢山のものがありました。他にも乳製品やナッツ類などが有効です。

髪はタンパク質からなり、そのタンパク質の吸収に必要な亜鉛やビタミンが必要ということでした。偏った摂取ではなくバランスよく摂取することを頭に入れながら食材選びをすることが大切ですよね。また、食材で食事を作る時の注意もありましたね。

食材のもつ栄養素をうまく利用することで、食事から薄毛対策をしていきましょう。

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