若い年齢の女性も薄毛になる危険性が!20代、30代からの薄毛対策とは!?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

朝、ヘアスタイルをセットする為に鏡の前に立ち、お気に入りの髪型をセットしようしていたその瞬間、

「あれっ?私の頭・・・ハゲてる?」

なんて光景を目の当たりにした女性が増えてきています。

現在、特に20代から30代と若年層の大人の女性が急激に薄毛やハゲの症状が出始める現象に悩んでいる事が女性を対象としたアンケートや研究結果から明らかになってきています。
今回は、若い女性に急増している薄毛やハゲの問題について、科学的な視点からアプローチしてその原因と対策を調べてみました。

40代以上の女性に多い「びまん性脱毛症」とは違います

現在、日本国内の40代以上の大人の女性に増えている薄毛は、そのほとんどが「びまん性脱毛症」である事が指摘されています。
びまん性脱毛症とは、通称「女性型男性脱毛症」と呼ばれる薄毛の症状の一つです。
びまん性脱毛症は「FAGA(Female AGA)」とも呼ばれ、男性の抜け毛の症状として近年注目が高まってきているAGAと同様の「加齢が原因の薄毛の症状」に分類されています。
男性に起こる薄毛の症状であるAGAが女性に起きた場合にFAGAとなるのですが、FAGAである女性のびまん性脱毛症は、年齢を重ねた加齢が原因で体内のホルモンバランスが乱れてしまい、髪の毛を作る女性ホルモンよりも男性ホルモンの数が増えて優位となり髪の毛が抜けて薄毛になってしまうのです。
さらに40代以上になると皮膚の水分量が減少して水分と皮脂も少なくなる為、抜け毛が増えるという原因もあります。

若い女性の薄毛の原因の第一位は「●●」だった!

と、ここまでは主に40代以上の女性に発生する薄毛の原因がびまん性脱毛症という事をお話したのですが、現在急激に増えている「20代や30代といった若い年齢層の大人の女性の薄毛」の症状は、びまん性脱毛症とは異なります!
20代や30代の女性に多い脱毛の原因としては、以下の原因が挙げられます。

第1位『極端すぎるダイエット』

若い20代や30代の女性がしがちないわゆる「断食ダイエット」や「絶食ダイエット」、そして一種類の食品や飲料しか食べない「単品ダイエット」などが原因で髪の毛が抜け落ちてしまい、薄毛の原因となる事があります。

なぜ、断食や絶食、単品ダイエットなどの異常なカロリー制限といった方法でダイエットを行う事が抜け毛につながるのでしょうか?
それは、これらの極端なダイエットは本人が考えている以上に極度の身体的負担が身体にかかっている状態を作り出してしまう為、摂取した栄養分が髪の毛に行き渡らなくなってしまう事で抜け毛の症状が発生してしまうからです。
食べ物や飲み物を食べたり飲んだりした時には、人は生命を維持する為に最重要である身体の中の臓器へまず栄養を送り込もうとしますが、断食や単品ダイエットで極端にカロリーを制限したり偏っている栄養摂取を続けてしまうと、摂取した栄養がすべて臓器に回ってしまい、髪の毛や爪などの組織にまで行き渡らなくなってしまうのです。
この為、極度のダイエットを行う事で髪の毛が抜け落ちてしまう薄毛の症状が起きてしまいます。

img_a7c563fcad49c780fc245a6e816f68ab123177

第2位『髪の分け目がいつも同じ場所』

若い女性に起きている薄毛の症状の2番目の原因として挙げられているのが、いつも同じ場所で髪の毛を分けている事が原因で起きる「髪の分け目がいつも同じ場所」という習慣です。

いつも同じ場所で髪の毛を分けていると、髪の分け目の部分が長期間、強い力で引っ張られてしまう状態が続いてしまいます。
強い力で引っ張られ続けた髪の毛は、徐々に髪の毛自体が細くなってゆき、抜け毛も増え、髪の毛が切れてしまう切れ毛や抜け毛が多くなり最終的には髪の毛がなくなり薄毛となってしまうのです。

この「髪の分け目がいつも同じ場所が原因で起きる薄毛の症状」は、別名「牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)」とも呼ばれています。
牽引性脱毛症は、1990年代中頃から後半にかけてスーパーモデルとして有名だったモデルのナオミ・キャンベルさんも患った症状として知られています。
スーパーモデルとして世界中で活躍していたナオミさんは、職業柄おしゃれなヘアスタイルを常に求められる性質上、エクステンションなどをしてヘアスタイルを作り出していました。
ところが、そのエクステンションやいわゆるオールバックスタイルの後ろに流すヘアスタイルを数年間以上も長く続けてしまった結果、髪の生え際からほぼ頭頂部の真ん中あたりまでの髪の毛がごっそりと抜け落ちてしまう牽引性脱毛症を発症してしまったのです。
脅威の美貌と奇抜なヘアスタイル、そして美しいボディラインで知られたナオミさんが前頭部がハゲあがってしまった姿が激写された際には、世界中に衝撃が走りました。

Naomi-Campbell-bald-thesun

若い女性の薄毛対策について

極端なダイエットをやめ、栄養バランスを考えた生活をする

若い20代や30代の女性の薄毛の原因の第一位となっている「極端なダイエット」。
極端なダイエットを続ける事は薄毛の原因となるばかりか、身体的にはもちろんの事、精神的にもダメージが大きく、大変危険な行為です。
もし、20代や30代といった若い年齢で薄毛の症状に悩まされているのであれば、自分が絶食や単品ダイエットなどの極端なダイエットをしていないかどうかをまず確認してください。
そしてもし、極端なダイエットを行っているようであれば直ちにやめ、髪の毛の元となる「たんぱく質」、人の生命維持に必要な「炭水化物」、そしてスタミナや抵抗力の元となる「脂肪」をバランス良く摂取する事を心がけるようにしましょう。
参考として、一般人女性に必要な一日あたりの総摂取カロリーは約「1600キロカロリー」とされています。
この「1600キロカロリー」という摂取カロリーを守りつつ、

1.就寝する4時間前に炭水化物を摂取しない

2.甘い砂糖や果糖ブドウ糖液糖が含まれた清涼飲料水を飲むのをやめて、お茶やミネラルウォーター、コーヒーなどの水分を摂取する

3.一気に食べる「ドカ食い」をしない

上記の3点を守ってダイエットを行う事で、髪の毛の薄毛の症状の改善に効果的にアプローチする事が出来ます。

髪の毛の分け目に変化をもたせるか、分け目自体を作るのをやめる

若い女性の薄毛の原因の第二位となっている「いつも髪の毛の分け目が同じ」事で起きる牽引性脱毛症については、

1.いつも同じ場所で髪を分けず、ヘアスタイルに変化をもたせるか、ストレートのヘアスタイルにして分け目自体を作る事をやめる

2.シャワーを浴びた後には、塗れた髪をゆっくりドライヤーで乾かしながら、髪の毛の分け目をもみほぐしてクセを直す

3.髪の毛の健全な成長を促進する「ビタミンB群」「ビオチン」「亜鉛」が含まれた食品を普段の食事からバランスよく摂取する

以上の3点を守る事で、髪の毛が引っ張られ続ける事が原因で起きる牽引性脱毛症による薄毛の症状を改善する事が出来るようになります。
特に3.の栄養摂取については、ビタミンB群は「牛肉」「豚肉」「鳥のレバー」「まぐろ」「にんにく」「納豆」「のり」「乳製品」などに多く含まれ、ビオチンは「卵黄」「酵母」「豆類」、亜鉛は「生の牡蠣」「豚のレバー」「牛肉」に豊富に含まれていますが、ビオチンについては食品によってほとんど体内で利用されない為、利用効率を高めた育毛や増毛サプリメントを取る事で効率よくビオチンを摂取する事が出来ます。

関連記事:女性の薄毛を本気で治療できるクリニックの見つけ方
関連記事:つむじが薄毛の女性のための素敵なヘアスタイル5選