1月の新年を迎えたとついこの間思っていたら、もう12月の師走の季節。
1年が過ぎるのはあっという間ですが、この12月の年の瀬には忘年会シーズンたけなわとなり、ついつい暴飲暴食をしてしまいがち。
特に脂っこい食べ物やお酒の飲みすぎはハゲや薄毛に悩んでいる人にとっては大敵であり、忘年会シーズンには気をつけなければいけません。
そこで今回は、「忘年会シーズンにハゲが気をつけたいこと」として、髪の毛の健康には欠かす事が出来ない年末の栄養管理術や、忘年会シーズンに食べてはいけない物、また忘年会で積極的に食べると良い食べ物などについて詳しくご紹介をさせていただきます。
目次
忘年会に付き物のお酒、飲みすぎはダメ!
忘年会シーズンの主役として欠かせないお酒ですが、お酒は忘年会を始めとした宴会には必須アイテムではあるものの、やはり飲みすぎは髪の毛、そして身体全体への悪影響を及ぼすおそれがあります。
お酒の成分についてはアルコールが髪の毛に悪影響を及ぼす成分を持つという事はなく、実はそれほど飲みすぎなければむしろお酒が持つアルコールの作用によって日ごろの仕事や私生活のストレスを解消する事も出来、適量のお酒であれば忘年会シーズンでお酒を飲んでも何の問題もありません。
しかし、お酒は飲みすぎてしまう事で髪の毛や爪、皮膚や筋肉などの人間の主要組織を構成している栄養素のタンパク質を生産している臓器である肝臓の働きが弱まってしまい、結果として髪の毛の成長に影響を与えてしまいます。
お酒は直接的にではないにせよ、間接的に悪影響を及ぼすという事だけは覚えておくとよいでしょう。
もちろん、せっかくの一年の締めくくりの忘年会シーズンに「お酒を飲むな!」などと言うつもりはありませんし、身体上の問題がない人に向かって「お酒を一滴も飲まないように」というアドバイスをする訳でもありません。
あくまでも、適量を守って深酒にならないように、とご自分への戒めとして心に留めておく事をおすすめします。
忘年会では「塩分の多い食べ物」や「脂っこい食べ物」はNG!
まず、ハゲや薄毛の方にぜひご理解していただきたいのは、「忘年会シーズンには髪の毛に悪い食べ物に触れる機会が非常に多くなる」という点です。
髪の毛の健康には忘年会ではなくとも一年を通して「塩分が多すぎる食べ物」や「脂肪分が多い脂っこい食べ物」、そして「唐辛子などの刺激物」はNGとなります。
理由は、塩分が強い食べ物は過剰となった塩分が血管を傷つけ高血圧の原因になり、血流を悪くする作用があるほか、脂肪分が多く脂っこい食べ物は皮脂の過剰分泌につながり結果として頭皮の毛根部分の毛穴を皮脂で詰まらせてしまい育毛を阻害する原因となってしまう為です。
唐辛子などの刺激物についても、適量であれば発汗作用を促すカプサイシンの効果によって頭皮の血流を促進する為にむしろ毛髪には良い影響がある位なのですが、辛い刺激物を食べ過ぎる事で汗の過剰分泌につながってしまい、脂肪分の多い食べ物と同様に毛根の毛穴を詰まらせる原因になってしまいます。
「忘年会シーズンで気をつけたい食べ物」は具体的には、
X塩分の強い食べ物 「塩辛、酒盗などの珍味類」「ラーメン」「イクラ、タラコ、明太子などの塩分の高い魚卵類」「漬け物」
X脂肪分の多い食べ物 「中華料理全般」「フライや天ぷらなどの揚げ物」「豚の角煮」「脂身が多いステーキ」「ロースやカルビ、ハラミやホルモンなどの焼肉」
X香辛料などの刺激が強い食べ物 「エビチリ、マーボー豆腐」「キムチ鍋」「辛いカレー」「ししとう(辛い物)」
これらの料理は特に食べ過ぎないように気をつけましょう。
「忘年会で食べてもOK!」なメニュー
「あれもダメ」「これもダメ」では楽しい忘年会シーズンも気が滅入ってしまいますよね。
それでは、ここで「忘年会で食べてもOK、むしろ食べた方が薄毛に効果がある食べ物」についてご紹介します。
基本的には、髪の毛の健康や育毛促進に良いタンパク質、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンCなどのビタミン類、また亜鉛などの成分を含む食べ物を積極的に摂ると良いでしょう。
具体的には、
○「冷や奴」「湯豆腐」「揚げ出し豆腐」などの大豆製品を使ったメニュー お醤油やだしつゆのかけすぎはもちろんNGです。
○「ワカメの酢の物」「海草サラダ」「野菜サラダ」「あっさりとした中華風前菜」「フルーツのデザート」などの野菜や果物を使ったメニュー
○「生牡蠣」「カキフライ」「お刺身」「焼き魚」「お寿司」「鶏肉を使った料理」「出し巻き玉子」などのタンパク質が豊富なメニュー
これらのメニューは比較的塩分も少なめでタンパク質も豊富、また野菜やフルーツなどにはビタミンが豊富に含まれているので非常に髪の毛の健康や育毛促進にとっては良い食べ物の一つです。
意外なのが、「揚げ出し豆腐」や「カキフライ」といった揚げ物系のメニューが含まれている点ですが、これらはもちろん食べすぎはいけないものの、豆腐に含まれるタンパク質の多さや、牡蠣に含まれている亜鉛の量の多さによって髪の毛に良い効果を期待出来る為です。
なお、揚げ物に使われている油が動物性の脂なのかそれとも植物油なのかによっても髪の毛には大きな違いがあります。
当然、皮脂の過剰分泌や血管系にダメージを与える動物性の脂肪はNGですが、植物油だからといってたくさん揚げ物を食べまくっても大丈夫、とはなりませんので、忘年会シーズンに食べる揚げ物はほどほどの量にしておきましょう。
忘年会シーズンは、お酒も料理もほどほどにして髪の毛をいたわる生活を
一年間のストレスをパーッと晴らしてくれる忘年会。
美味しい料理やお酒を楽しんで、ストレスを発散するのは良い事です。
しかし、楽しい忘年会シーズンもついつい食べすぎ、飲みすぎてしまっては、髪の毛の健康には逆効果となります。
年末の忘年会シーズンには、今回ご紹介した「髪の毛に悪い食べ物」そして「髪の毛に良い食べ物」に気を使い、ほどほどのお酒に適度の食事を心がけて一年を健康に締めくくってみてはいかがでしょうか。
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